昔、この世界のどこかにボロ儲けの職業があると聞いてことがあるが、今まで一度も出会ったことがなかったが、最近マスコミのニュースでそんな夢のような職業があることを知った。それは政治資金という公的な資金を私的な日常生活に使って良いという職業であった。
家族旅行をして、ヤフー・オークションで美術品を買い、回転寿司で食事をし、アウトレットで鞄を買って、菓子折も買って、まさに普通の日常生活費だけど、それを政治資金という経費で引き落としていく。古びた自宅を政治団体に貸して高額な賃貸料を政治資金から出させ、避暑地の自宅には公費の車で、多分高速料金も上乗せして、これも又公費で負担させ、海外出張はファースト料金を公費で上乗せさせ、だからホテルでのビップ・ルーム待遇や豪華な食事なんかは推して知るべし。そんなちょろい職業がこの世に実際に在ったとは驚きである。
それが、どうも東京都知事という職であり、政治屋という商売のようである。こういう人物の名前の入った表彰状や感謝状、果ては営業免許書まで、何となく穢れてしまうような嫌悪感を持ってしまうのは何故だろうか。
こういう人間が仮に居たとして、他人から厭われ、蔑にされても、世間からの圧迫に必死に堪え、その任期を全うしたら、是を人一倍強靱な意志を持った奇特な人間と評価するべきなのだろうか。こんなことを、悩ましい判断であると立ち止まってしまう人間には、ボロい儲け口は決してやって来ない。
ちょっと気分転換→群馬の温泉に行く途中で清流を見ました。水がきれいすぎると魚も棲まないのかな?