玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

ボロ儲けの職業

2016-05-24 14:09:33 | 愚痴

昔、この世界のどこかにボロ儲けの職業があると聞いてことがあるが、今まで一度も出会ったことがなかったが、最近マスコミのニュースでそんな夢のような職業があることを知った。それは政治資金という公的な資金を私的な日常生活に使って良いという職業であった。

家族旅行をして、ヤフー・オークションで美術品を買い、回転寿司で食事をし、アウトレットで鞄を買って、菓子折も買って、まさに普通の日常生活費だけど、それを政治資金という経費で引き落としていく。古びた自宅を政治団体に貸して高額な賃貸料を政治資金から出させ、避暑地の自宅には公費の車で、多分高速料金も上乗せして、これも又公費で負担させ、海外出張はファースト料金を公費で上乗せさせ、だからホテルでのビップ・ルーム待遇や豪華な食事なんかは推して知るべし。そんなちょろい職業がこの世に実際に在ったとは驚きである。

それが、どうも東京都知事という職であり、政治屋という商売のようである。こういう人物の名前の入った表彰状や感謝状、果ては営業免許書まで、何となく穢れてしまうような嫌悪感を持ってしまうのは何故だろうか。

こういう人間が仮に居たとして、他人から厭われ、蔑にされても、世間からの圧迫に必死に堪え、その任期を全うしたら、是を人一倍強靱な意志を持った奇特な人間と評価するべきなのだろうか。こんなことを、悩ましい判断であると立ち止まってしまう人間には、ボロい儲け口は決してやって来ない。

ちょっと気分転換群馬の温泉に行く途中で清流を見ました。水がきれいすぎると魚も棲まないのかな?

 (拡大はクリック!)
昼の蕎麦は格別でした。空気がきれいな所為かな。

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カエルとカメ

2016-05-17 13:45:20 | 散歩

湘南地方は海ばかりではなく、陸もあり、そこは湘南農産物の産地でもある。久しぶりに田園地帯を歩くと、

田んぼはタウナイ(耕起)され、

水が張られていた。

早いところは田植えも済んでいた。

田んぼの畔には、ひょっこりとカエルさん。

見えるかな。 (クリックすると見えます)

また、いつもの引地川のカメの甲羅干しにも遭遇した。昨年とほぼ同様な初夏への突入。何となく嬉しい。カエルとカメにエール!

しかし、世情では東京都知事の情けない不祥事、自民党の無粋な憲法改正草案、三菱自動車の企業理念の喪失、なんだか社会現象としての大きな地震がきそうだ。

 

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初夏の風景

2016-05-12 13:56:49 | 雑感

良く晴れた5月は鵠沼海岸にいく。いつものとおりの江の島です。 やっと富士山が撮れました! クリックして拡大すると右上に微かに見えるでしょう。昨日の雨で浜には砂が打ち上げられている。まるで小さな砂丘だね。

橋の上から江の島を見て、後ろを振り返ると、うっすらだが、引地川の上に山並みが見える。たぶん大山山系だろか。

 こんな穏やかな日がいつまでも続いてほしいものだ。

 

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胡乱な自民改憲案

2016-05-03 14:06:09 | 憲法

富国強兵をスローガンとした大日本帝国が二度と戦争をしないために、国民主権と天皇象徴制と戦争放棄の三つの特長をもつ現憲法が造られた。その特長を戦勝国から敗戦国へ押し付けられた枷として捉え、その特長を取り外すこと、言葉だけ残して実体を変えてしまうこと、中身を全く変えてしまうことを企図しているのが、現自民党の憲法改正草案である。

その根底に流れているのは、敗戦国の屈辱感と言う晴らしようのない瘧(おこり)のような歪んだ感情が見えてくる。しかし、この21世紀にあって、誰がそのような感情を持っているのか、その実像や実態が分からない。単なる三代目首相の祖父への憧れなのか、そんな下らない感傷で、これからの若い人たちの将来が操られるとするならば、日本と言う國が、果たして国という括りが必要なのか、という極限まで踏み込んで考える必要があるだろう。

憲法記念日にあたって、新聞に特集された自民党の憲法改正草案をよく見ると、戦後70年の不器用で真摯な非戦の歩みを、白蟻のように支柱から台無しにしようとしているあさましい存念がただ気味が悪いと思う。

今更に天皇制ではあるまいに、今更に馬鹿内閣の緊急政令でもなかろうに、臆面もなく、恥ずかしげもなく、戦前の戦争への落とし穴をまたも持ち出して、時代錯誤にも、戦争産業と言う経済活性化を目論んでいるのか。まさに開いた口が塞がらないというのは此の事を言うのであろう。

いま悲しいことに、日本が世界に誇れるものは、GDPでもなく、先端技術でもなく、優秀で勤勉な国民性でもなく、長く続いた天皇制でもなく、残念ながら、アメリカから押し付けられた平和憲法しかない、と言うのが現実であろう。その押し付けられたとしても素晴らしい憲法を戴いたアメリカ本国が、昨今のトランプ現象を見ると、民主主義には正しい教則本や立派な手本がないというのがよく分る。

憲法は今より良いものなら大いに改正してもらいたい。しかし、今の暗愚で傲慢な回帰主義や、今又時代錯誤の戦争経済への突入を図る死の商業主義の流れであるのならば、一字一句たりとも現憲法を変えない方が良いだろう。

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