玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

死ぬ時も不自由

2018-01-31 11:12:44 | 日記

先日、西部邁氏が多摩川で死んだ。西部は若い頃、朝ナマ(「朝まで生テレビ」テレビ朝日)によく出ていた。よくしゃべる、理屈が長けた学者だった。しかし小綺麗な修辞学は極めていても、ひとの心に残る言葉は吐けなかった。大声をあげて、暴れていた、大島渚や野坂昭如はともかくも皆の記憶に残った。

彼ならばコンビニ行くように多摩川に入水したのだろう。でも、多摩川で死にたくない。理由はむかし東横線で通っていた時に、あの川が洗剤で泡が舞っていたのを知っていたからかも、いや違うな、普通に生きてきた自分にはそういう死に方は難しい。当たり前に病院のベッドで死ぬのだろう。

  

冬の湘南平より

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選挙で勝てば王様

2018-01-30 12:05:36 | 時事

昨年末のことだが、大阪市がサンフランシスコと姉妹都市を解消したのかな?突然のエドウィン・リー市長の死で延期になったが、その後どうなったか知らない。もともと地方自治体に外交権はないと思っている。

慰安婦像を置いたから姉妹都市を解消する、という権限が大阪市長にあったとは驚きだ。自治体の姉妹都市にそもそもが政治性のあるものなのか?なんでも政治を引きずり出すな。バカバカしくて話にならん。

サンロケ教会・リスボン・ポルトガルにてーブログ『animal traveler』より転載。

選挙で勝てば王様か?もともと王から権力奪った人民たちが自らの首長を選んだのが選挙だろう。そんなことだから、大阪都構想も住民投票で僅差で敗れれば、前市長もこそこそ逃げてしまう。「維新」(日本維新の会)は「自民党」よりも選挙絶対主義の政党だね。


(参考)米サンフランシスコ市のエドウィン・リー市長は11月22日、民間団体が現地に建てた慰安婦像の寄贈を受け入れる決議案に署名した。これにより、像は同市の所有となり、寄贈の受け入れに反対してきた大阪市の吉村洋文市長は23日、60年にわたる両市の姉妹都市関係を解消する方針を表明した。

 

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顔を失った者たちへ

2018-01-29 12:03:18 | 時事

国会論戦が始まった。何かを逸失してしまった鉄面皮の顔がひな壇にズラッと並んでいる。我々国民は電車の遺失物を探すようにひな壇の顔を窺う。

Funfair ball clowns at showground

その浅ましき、ふてぶてしき顔には一片の正義もない、まして一筋の情もなく、自らにしか流さない涙があるだけ。

こんな奴等に国の未来を託す良い憲法が創れるはずがない。悪辣な権力者どもの欲望を制御するための憲法改正にしたいものだ。

Clown head game at a fair


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ニュースは一方通行

2018-01-26 12:55:38 | ブツブツ

気を付けて見よう。大事な一点が欠落しているニュースが堂々と世間を罷り通っている。

相撲界の貴乃花文書、誰が回収し、誰が非公開にしているのか、物事の真の主体を明確に伝えるメディアがない。

気が付けば、そういうことがいくらでも転がっている。それは、ニュースというものが一方通行であるからである。

双方向ならば、視聴者のキツイ質問はメディアに届くはずである。メディアは一方通行ニュースのカラクリを隠そうと、勝手に街頭インタビューで市民に直接質問したりして、必死に誤魔化している新聞 1ニュースの中


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いちご白書

2018-01-25 12:00:01 | 音楽

 むかし「いちご白書をもう一度」(1975年)という歌を聞いたときに、日本の歌なのに何故だか『いちご白書』(1968年)という米映画の学生たちが講堂で排除されるラストシーンが浮かんで来る。

当時、荒井由実という人は一年先が見える人間だった。彼女は結婚して松任谷由実になったが、母親にはならず、記憶に残る歌をたくさん産んだ。

「いちご白書」の画像検索結果

あの七〇年安保のロックアウトの壁の先に立っていたゲバ棒の学生たちは、はたして『資本論』を読んでいたのだろうか。商品の詳細

いまだに、その疑問がポッと出てくる。

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