永井荷風の『断腸亭日乗(上)」1928(昭和3)年6月26日の件に「警視庁、警察及び新聞社は暴力団の巨魁と隠然聯絡あり、新聞社は目前として言論を為さず、警察署は徒に刑事を派遣して無用の質問を為すのみにして一向取締りを為すべき様子もなし」と書かれていた。
今の、兵庫県のこと、フジテレビのこと、なんか似ていないか。警察、検察、裁判がおかしい。日常生活の公平や正義がおろそかになると、社会は確実に曲がってくる。
この翌年に満州某重大事件が起き、3年後の1931(昭和6)年9月18日には、軍は謀ったとおりに満州事変を起こし、この國は15年戦争に突っ込んでいった。
この國には自衛隊という名の軍隊があり、陸軍省・海軍省はないが、防衛省という名の国家暴力組織がある。昨今の韓国のことは対岸の火事ではない。