玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

二度読む本

2020-07-30 15:46:14 | 

本は読んだ後、その扱いが異なる。読んだらそのまま書棚の奥に押し込むもの、自分の手元に置いて、事ある毎に読み返すもの。この本は一回読んでも判らないので又読み返すもの。

何故判らないのか、それは国の財政の闇の部分であるから、基礎知識がないこと。そして2001年に書かれていて、既に絶版になっていること。つまり数字や事象が更新されていないので、最近情報との比較ができない。

絶版の理由は、著者(民主党の衆議院議員・石井紘基)が、2002年10月25日、世田谷区の自宅駐車場において柳刃包丁で左胸を刺され死亡したから。彼は国会質問をする予定だった。その資料も見つかっていない。政治的な暗殺かもしれません。

今のコロナ対策で安倍批判が高まっているが、真の下手人は、国家のエリート官僚群なのではないか。

つい我々は前川さんの善人面に騙されてしまうが、総体としてこの国を破滅に導いているのは、有名国立大学を出た支配層の一群である、名も顔をも出さない国家官僚たちではないのか。

コロナ検査のPCR一つ進まないこの国の癌は、医系官僚の不作為による暴力であろう

この国を潰すのは、戦前は陸海軍の幕僚であったが、戦後は、各省庁のエリート官僚ではないか。この命題の為に、この本を再読している。

この本は電子書籍版を印刷したものです。従って、電子版はあるのでしょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

しっぺ返し?疾病かえし?

2020-07-27 10:00:08 | ブツブツ

「教養が邪魔して…」今時言うと、鼻で笑われそうだ。

もともと教養や知識に遠い人たちだから、この国のA政権が成立している。

受け取る側のB層(大衆)は教養なんて糞喰らえ、という感覚だからよく適合をしている。

そういう現状認識としても、周りを見れば、世界には、そういう指導者があまりに多い。

まずトランプ、最近はブラジルのボロソナーロも。すぐに強権を発動するのは、フイリッピンのドゥテルテやロシアのプーチン。言うまでもなく、中国の習近平や北朝鮮の金正恩も。

どうも近頃の政治の一つの流れなのかもしれない。

それでなければ、何のレガシーのないA政権が7年も8年も続くだろうか。

世界や社会は新世紀から変質してきたのではないか。

核戦争でもなく、細菌戦争でもなく?・・・。コロナとの戦いが世界中で生まれたこと。

しかもごく短期間に!

これは自然からのしっぺ返しかな。

レジ袋の有料化の問題ではないことは確かだが。

(注)広辞苑では「竹箆(しっぺい)かえし」のようだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

専門家とは何だ?

2020-07-23 13:55:58 | 時事

役所の作る審議会や有識者会議は官僚の作成した結論や意見を賛同する装置であり、政府の責任をかぶせる装置でもある。特にアベさんは好きだ。

専門家の定義はあやふやなものだ。何とか大学とか肩書や名前で集めるが、実際は、経産省や文科省などの官僚の方が、日常の全てをその仕事にかけているのだから、本当は官僚の方が会議の審議分野については専門性がある。これはわかりきった話だ。

その例から云うならば、コロナに関する専門家会議は、実体は医事官僚の方が専門性があるともいえる。

PCR検査がなぜこの国では普及しないか。それは医事官僚が、世界中からアホだと揶揄しても、絶対に譲らない。その理由は判らない。

ただ彼らは、まず国民の幸福を願う公務員でもなく、官邸の人事権も恐れない。国家権力を持つ医者なのである。だから怖いものがないのだ。かつての陸軍参謀本部の幕僚に似ている。

PCR検査を勧めたいのならば、それに反対する医事官僚(医師免許者!)の名前を公表するか、コロナ対策を、厚生労働省から、民間に移して、例えば、医師会や病院協会、大学病院に移さないと、「インパール作戦」の死の行進が再現されるかもしれない。決して冗談ではなく。

環境にやさしく、だからレジ袋は有料!これがまかり通る社会。だから、・・も首相になれる。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コロナと教育

2020-07-19 11:15:18 | 雑感

コロナ自粛によって教育が遅れた。これを取り戻すには、欧米と同じに九月新学期にしようとの動きがあった。

教育とはいったい何なのだ?文科省が定める指導要領に沿って知識を得ることが教育なのか!

教育とは、人間が、自ら気づき、自ら行動し、発達することではないのか。

今、コロナ禍によって、子供たちは人類史上かってない貴重な経験をしている。

そして、彼らは例外状態を経験した「特別は世代」に成る筈である。

教育は受動的なものではなく、自らが求める貴重な学習機会だと理解するだろう。

コロナ後は、学校に行くのも、行かないのも、自らが選択する時代になるのではないか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

環境という大義

2020-07-12 20:21:05 | 時事

社会は、環境に良い、地球温暖化対策、そういう考え方なら、無条件に「良し」としていないか。

レジ袋は環境に悪いのか、地球を汚しているのか!!

本当は、何も考えずに自然界に捨てる人間が悪いのではないか。

有料にしたところで、この社会からレジ袋が減るのか?減れば、地球温暖化が防げるのか?そんな簡単な図式ではない。

プラスチックが分別され、小さなチップとなって中国に輸出したこともあった。もはや大国の中国は買わない。そのチップは、今はどこに行ったのか?国民は知らされていない。

分別でプラごみが減って、清掃工場の炉は焼却温度が上がらず重油を撒いた。

一部の環境論者の意見が有力で、その流れに便乗して、小売業界団体からの要求を受けた某政党が経産省を動かし、レジ袋有料化が進んだのではないか?

これによって、企業側はレジ袋の負担をのがれ、あわよくば2円、5円で売って、消費者の負担に置き換えようとしている。

他方で、天下の「電通」は名前貸しの丸委託で数十億円を一瞬に儲ける。

これが小泉・竹中の「新自由主義」なのか!その後の、アベ政権では、「マスク」でも縁故のあるものが得をする。

何の縁故がない者たちは、レジ袋の有料化のような、底辺の者たち同士の負担の押し付け合いでもがいている。

これも新手の「貧乏ビジネス」か、ただ情けない政治である。

・・・ずっと届かないで、そう思っていた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする