玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

ビッグ・スリー

2014-05-29 23:52:42 | 芸能

今までテレビ界を長い間リードしてきたビッグ・スリーが、世間で云う停年を迎える歳となって、今後どうするのか、どうなるのか、いらぬお世話と思いながらも、気になってしまう。先日、タモリは30数年間続いた『笑っていいとも』を終了して、一つの区切りが見えてきた。さんまは後継者が絶対にいない『明石家さんま』という芸を、マンネリと言われようと、倒れるまで継続していきそうだ。

たけしはどうだろう。先週の日曜のニュース番組で、順天堂の医師に向かって、「澤の顔を何とかならないでしょうかね」と言ってしまった。スポーツ選手と顔という連想を、彼の昔ながらの“街のお姉ちゃん”という切り口で切ってしまった。若いころの彼は、群衆の気持ちや行動を的確に掴める男だった。しかし、澤を評するときに、芸能界のお姉ちゃんと同じ目線で見てもしょうがない。澤は自分の実績で自らの顔を造れるスポーツ選手であり、多くの人々は彼女のサッカー場での厳しい表情や運動能力を美しいと感じているはずだ。あのベトナム戦で、澤が途中出場した時の一瞬にして試合の空気を変えたあの魔法のような力を見てほしい。その瞬間、彼女は美人そのものである。

たけしは、お笑い芸人より映画監督の方が上等な職だと思っているようだ。つまりは、芸術が芸能より上だと信じている。現代アートなんか見てると、何が芸術なのか解らなくなる。芸術か、芸能かなんて、単なるジャンル分けなんじゃないだろうか。或る人々にとっては、彼のフランス人に理解されるヤクザ映画よりも、「赤信号みんなで渡れば怖くない」という警句の方が心に残る場合もある。彼の今後の身の処し方を見ていきたい。

もうなくなってしまった神保町の天ぷら屋

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2014-05-26 00:13:23 | グルメ

久しぶりに鰻を食べた。去年の大晦日に浅草で食べて以来だ。確かに去年は鰻が高かったので、鰻を食う機会がなかった。約半年ぶりである。今年は、新聞情報などでは、少し安くなりそうなので楽しみである。

 三島「桜屋」

鰻や寿司を食べるとき、まあ、天ぷらもそうだが、日本料理はフランス料理、イタリヤ料理に引けをとらないと思う。むしろ優っているとさえ思うこともある。むろん中華料理などは眼中にない。

料理は美味くて当然だが、日本食は美と粋の文化である。そして世界に誇れる日本人の一品とも言える。近年、ラーメンは中華料理の域を超えて新たなヌードル系の日本食となった。カレーも、日本独自のものに作り変えてしまっている。とにかく日本人の食に対する美意識と飽くなき挑戦の意欲は素晴らしい。

我々世代が地上から消えた後に、極東にあるこの小さな国は、邪悪な隣人たちに、裏切られ、苛められて、工業力も経済力も、その優位性を失うかもしれない。しかし、この国の食文化だけは、器用に、強かに、生き続けていく気がする。

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小田急線散歩 その2(世田谷代田~下北沢)

2014-05-16 14:52:30 | 散歩

 味気ない世田谷代田駅から住宅地を歩く とある一軒家のガレージの花がよく手入れされていた。

 張り紙には花の紹介が書かれていた。 4年目の黒ロウバイだそうだ。  バナナツリーの香りを嗅いでくださいと、…。

 突然時間の店が現れ、どうやら 

下北沢商店街の端っこに辿り着いたようだ。 

 まだ地下化の工事中 

 下北は古い街でもある。

今日は特別、昼間から呑もう。  刺身定食をつまみに、

 みんなお疲れ! 

 

 

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小田急線散歩(豪徳寺~世田谷代田)

2014-05-14 09:24:47 | 散歩

先週の日曜日、天気が良かったので久しぶりに歩きました。

  そういえば、豪徳寺は招き猫の寺でした。 高架線沿いをちょっと歩くと、すぐに梅ヶ丘駅でした。商店街を歩くと

 行列のできる寿司屋さんがありました。住宅街には 昭和レトロという感じ。神社を横に見て 環状7号線をわたります。古そうな和菓子屋、そして世田谷代田の駅?全てはこれの為せる業です。 この工事現場の先には晴天の富士が映っています。でも見えないかも。

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懐メロを聞く

2014-05-10 17:26:20 | 芸能

昨日YouTube(「ミックス・冷たい雨」)を見た。「あの素晴らしい愛をもう一度」のフォ-ク・クルセイダーズの2002年のLIVEだった。真ん中がはしだのりひこだと思ったら、アルフィーの坂崎だったが、サングラスをかけていたのは、まさしく北山修だった。加藤和彦も元気だった。当時の京都発信の音楽文化を思い出した。「イムジン河」も聞いた。当時は歌全体が盗作だとか、南北朝鮮への政治的な配慮で、放送禁止になったが、「・・・誰が祖国を分けてしまったの・・・」という歌詞だけでも、現在の日韓関係からするならば、「朝鮮を分けたのはおまえだろ!」と怒鳴られるのがよく分かった。懐メロついでに、松任谷由実のわりあい最近のLIVEも見た。感想として、ユーミンはもう作曲家に専念した方がいいと思った。悲しいが彼女の都会的な乾いた高音の声が全く出ていない。「あの日に帰りたい」の前奏.間奏、に、今やポップス界の大御所なのか、贅沢にも元ハイ・ファイ・セットの山本潤子を使っていた。しかし、ユーミンの歌より山本のシャバダバダの方がはるかに聴衆を魅了したのは明らかだった。まあ、山本がユーミンを食ってしまったわけだ。歌は歌屋に任せた方が良いのでは。

今年初めての海に行く。すっかり夏だ。今年も何とか朱夏を生きられるかな。

 これは何なのだろう?

 

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