嘗て、自民党の派閥は新人議員の教育機関でもあったとか。
今の派閥はまず議員から政党助成金を召上げ、それを党が一括管理し、ボスたちが好きなように使う。その典型例が広島の河井事件だ。
次に、党内の委員会等のポストさえ、半永久の一党独裁体制の下では族議員となり、企業や業者からの既得権を守る献金ポストとなる。
それを目の前にチラつかせて、派閥のボスの云う事を聞かせる。そんなふうな感じがする。
昨日の自民党総裁選の凄まじいまでの欲望の票の動きを見てそう思った。
すでに自民党の中そのものが、各議員の金銭欲望を満たす場所、当然に新自由主義化していると思った。
これでは真面な公論や正論を吐く政治家は生き残れない。
よくよく見れば、この国は共産主義ではないが、お隣の中国と同じ、少々歪な自民党一党独裁体制だということがよく分かった。
そういえば、生涯一度も「質屋」を利用しなかった…。