玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

欲望の票

2021-09-30 14:08:46 | あれこれ

嘗て、自民党の派閥は新人議員の教育機関でもあったとか。

今の派閥はまず議員から政党助成金を召上げ、それを党が一括管理し、ボスたちが好きなように使う。その典型例が広島の河井事件だ。

次に、党内の委員会等のポストさえ、半永久の一党独裁体制の下では族議員となり、企業や業者からの既得権を守る献金ポストとなる。

それを目の前にチラつかせて、派閥のボスの云う事を聞かせる。そんなふうな感じがする。

昨日の自民党総裁選の凄まじいまでの欲望の票の動きを見てそう思った。

すでに自民党の中そのものが、各議員の金銭欲望を満たす場所、当然に新自由主義化していると思った。

これでは真面な公論や正論を吐く政治家は生き残れない。

よくよく見れば、この国は共産主義ではないが、お隣の中国と同じ、少々歪な自民党一党独裁体制だということがよく分かった。

そういえば、生涯一度も「質屋」を利用しなかった…。

 

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一つのピリオド

2021-09-29 19:20:40 | 雑感

ともかく自民党の総裁選という奇妙な祭りは終わった。終盤は視聴者も飽きて視聴率が下がったのではないだろうか。

振り返れば、アベ・スガ政権は「反民主」「無知」「無教養」で一貫していた。そのまま際限もなく右傾化の泥沼に嵌っていくのか、ずっと気になっていた。

岸田の就任挨拶や記者会見の受け答えを聞いていると、今までの普通の日本の政治家である。スガの老いのツッパリ感には随分とハラハラさせられたものだ。これで少し安心できる。

あとは、岸田が今回の選挙で党内実力者に借りを作っていて、それをどのように返すのかが、彼の本当の力量が示されるだろう。

しかし党員票で、高市に100人を超す議員が投票したことに正直驚いた。これこそが自民党の右傾化、右翼化を物語っている。ヤレヤレと思う。まだ目が離せない、…。

葱の成長!!人間の成長より確実だね。

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マリオネットの総理

2021-09-28 14:06:55 | あれこれ

そもそも持っている言葉が少ないので、自分の言葉が発せられない。当然、事前の質問通告を要求し、官僚が造った答弁以外、追加質問には答える自信がない。そんな単純な理由で国会は開かれなかったのではないか?

結果として国会議員1/4以上の開会要求にも応えられない。総理自らが憲法五十三条を無視する。まるで剛腕な実力者のような感じだが?実は、ただ苦手な答弁を逃げているだけ!

当然セレモニーの式辞や挨拶文は官僚の書いた原稿を棒読みする。目が老化したのか、時に読み飛ばす。結果、総理として式に出る意味、それ自体が問われてしまう。

まるで性能不全なロボットのような、或いは、動きの悪いマリオネットのような総理だ。

昨年の、あの雪崩を打ったような総裁選挙とは何だったのか。両手を高く掲げた「してやったり」のあの不遜な笑みはどこに行ったのか?

今また、国民が予想もしていない女性候補者がヒョッと出てきて、党内や党員で一定の票を集めるという。この方も人間マリオネットになるのだろうか?

こんな人形劇団のような政党に国民の税金を原資とする公金を助成してよいものだろうか?

急きょ総裁選を断念した総理の顔は豆鉄砲を食らった鳩の目が顔面に二つあった。

一年の夢が冷め、このまま自らの言葉を使わないで、官僚の言葉で退任挨拶をして去って行くのだろうか、…。立ち去った彼の影には糸が映っているかもしれない。

日差しはもう秋か。

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サンモニの高齢化

2021-09-27 11:35:15 | ブツブツ

珍しく早く起きて、頭からサンモニを見た。いつもはネットやtwitterでコメントだけを見ていた。

今日はコメンテーターの人数が増えていたような?

そういえば、ラクビー好きのオバちゃんの肩書が憲法学者になっていた。憲法は読んでいたら、学者か…?

そういえば、涌井雅之も昔は造園家だったような気がする。今は大学名が入っている。所詮肩書なんか、単なる権威付けだが、ここ1~2年の涌井氏の発言はボーとしている。

姜 尚中(カン サンジュン)は話が長いが、観念的分類ばかりで何が言いたいのか、…。

この三人の共通項は関口さんのプロダクションに所属していることだ。

そして大宅映子さん、この方も話しが長い。中身は思い出話で何もない。

アンカーの松原耕二、さすがTBS出身、何でもまるく纏めてしまう。

早々にチャンネルを変えた。サンモニは関口さんが超高齢なのでもう長くは持つまい。

まずコメンテーター陣に元気な若い人がいない。TV番組も、長く続くことは必ずしも良くないことのようだ。安倍政権がそうだったように、・・・。

枯れた向日葵、その2

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愚直と愚鈍

2021-09-24 11:33:53 | あれこれ

先日のデモクラシー・タイムスの番組で、誰かが山口二郎教授に何故枝野はピリッとしないのかというような投げかけをしたら、山口は「彼は愚直に行きたい」にこだわっている、と答えた。

その時の山口の苦い顔を思い出した。

「愚直」という言葉はもう「死語」ではないか。

我々老人世代も使わなくなった。自ら「愚直」と云うのは自分の不器用を美化しているに過ぎない。

枝野のように、いい大学を出て、一応弁護士になって、代議士になって、野党の党首になって、・・・。これって報われているんじゃないの。

一応報われた人間が「愚直」と使うことが、殊更に嫌味にも聞こえることすら、あの男は解からないのか。

それは自分に酔っている愚か者ではないか。

今若い人、壮年期の人が、どんなに頑張っても報われないことがあまりに多過ぎる。

そんな厳しい時代に生きる人たちが最も嫌う言葉が「愚直」という欺瞞語ではないのか。

それが解らない、感じない枝野ならば、彼は単に「愚鈍」な党首であろう。

枯れ向日葵畑

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