権力を批判する場合は、個人は非力ながら懸命に「挙証責任」を果たそうとするが、受ける権力側がまともに「説明責任」を果たそうとしない。
よく考えれば、責任者なのだから、説明するのが当たり前で、むしろ「説明義務」を逃げている、一種の懈怠であり、卑怯で傲慢な権力者なのである。
そして首相も公務員なのだから、国民の疑問に真摯に応えるべきだ。
日本の国会議員は一人当たり年間2億円の国家予算を使うそうだ。(寺島実郎『シルバーデモクラシー』より)
「権力の私物化」ではない。「権力の濫用」つまり「独裁化」なのである。
今の自民党政権は「反知性」ではない。これはマスコミのつくった忖度用語であり。実体は「不勉強」なのだ。
自分が不勉強なのを恥じない政治家が増えたことが日本の政治の劣化である。
多分、2代目3代目の世襲政治家の増加と関係しているのだろうか。
秋の江ノ島