謹賀新年
去年は、コロナ三年の後、熱暑地獄四ヵ月、何だか解らないうちに一年が終わった。
今までも薄々知りながら、どこか訳知り顔で黙認してきたヿが、何故だか、ネットから、週刊誌から、検察から、湧いて来る。
蓋が開いた<黒ニッポン>という瓶から黒い液体が無限に湧いてくるよう、…。
眼力も、認知力も、記憶力も、最低化した老いの身には、難しい本は無理なようだ。さしあたり、今年は、松本清張『昭和史発掘』を読もうと思っている。
謹賀新年
去年は、コロナ三年の後、熱暑地獄四ヵ月、何だか解らないうちに一年が終わった。
今までも薄々知りながら、どこか訳知り顔で黙認してきたヿが、何故だか、ネットから、週刊誌から、検察から、湧いて来る。
蓋が開いた<黒ニッポン>という瓶から黒い液体が無限に湧いてくるよう、…。
眼力も、認知力も、記憶力も、最低化した老いの身には、難しい本は無理なようだ。さしあたり、今年は、松本清張『昭和史発掘』を読もうと思っている。
初春
昨年は良い年とは言えません。
今年も心から春をたたえる気にもなりません。
私は年末に交通事故に遭い、身体が少し痛んでおります。
街を歩く杖の人々の存在を身をもって解りました。
普通に歩くことが難しいことも知りました。
これからは、与えられた余生という時間を気儘に磊落に生きようと思います。
今まで「白秋時代」、「白秋から玄冬へ」と来ましたが、今年からタイトルを「玄冬時代」としました。
2021・4 撮影
四十歳の頃に信州にテニスに行きました。夜空を見ながら、仲間の一人が「人生は春夏秋冬に似ている。我々の歳は秋だな」と呟いた。その時は「そうだな」と相槌を打って、頭の隅にその言葉を残した。
それから何年か経って、中国の五行陰陽説から青春・朱夏・白秋・玄冬の考え方を知った。
振り返れば、自分の青春は「大したことは何もできなかった」、朱夏は「まあまあ自分なりにやれたかな」と思う。
ずっと朱夏でありたいと思ったが、既に「白秋」の時代になっていた。
やがて白秋も必ず玄冬へ入る。玄冬の色は黒である。どうしても人生の最後の季節という暗闇に躊躇していた。
今年は新型コロナ二年目となった。全く終息する気配はない。そろそろブログのタイトルを変える時期となったようです。
2021(令和三)年から「白秋から玄冬へ」とタイトルを変えました。
謹賀新年
今年は、あとからふりかえって、恐い年にならなければ良いのだが、・・・。
ともあれ、今年は天皇が代わる。カリスマ性のない天皇のときは、この国は自由でやさしい国になるだろう。大正デモクラシーの時のように。
平成天皇は、昭和天皇の時のように、大喪の礼をやらせたくなかったのだろう。そこにこそ、今上天皇の強い意思と国民への気遣いがあると思っている。
謹 賀 新 年