いつから大手の新聞というモノを見なくなったかなあ。
子供の頃は家では「毎日」を取っていた。その後、受験を控えて「朝日」に代わった。家庭を持ってから、野球や催事物の券が貰えるので妻が「読売」を取ってくれと言うので面倒だからそうしていた。
ある日、全く新聞がつまらないものに思えた。その時は株に興味があったので「日経」に代えた頃から、もう新聞の紙面に価値を見出せなくなったのかもしれない。
たまに政府を批判する「ゲンダイ」をネットで見たりしていたが、売るための「反政府」という色がイヤになった。これが新聞離れの第一段階だったような気がする。
第二段階は、昔の歴史を尊重して「信濃毎日」や「秋田魁」をネットで読んでいた時期もあった。でも元ネタは戦時統制の「同盟通信社」の系譜を引く「共同通信」であるから、これも一定の限界が目に付いた。
今は、第三段階、世に言うところの左系週刊誌とかなり左の地方新聞を定期購読している。こういう時代に頑張っている小さな会社なので寄付のつもりなのだ。
いつも届けてくれる郵便屋さんは私が共産党員だと思っているのではないだろうか。決して私が左傾になったのではない。メディアや報道が右傾になったのである。
そして、今は報道機関全体の姿勢が信用できない。著名なジャーナリストは今の官邸詰めの記者の不甲斐なさを嘆くが、実は経営陣の締め付けが相当厳しいのではないかと思う。わざと従順な若い記者を配置しているような気もする。
それに政府発表自体が一番信用できない。
いったいオリンピックで何人の感染者が出たのか、何人の選手が感染したのか、何食の食事が捨てられたのか、どういうふうに金が使われて、結果どれだけの赤字が出たのか。多分これらの事のほとんどが隠蔽か改竄をされて公表されるのだ。
こんな時代に、こんな国に、成ろうとは思いもしなかった。
コロナ禍で白身魚が安くなった。秋刀魚や鰯の青魚は高いけど、…。