玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

キリストにパンを求める

2017-02-25 23:56:57 | 政治

「政治とは権力power)をめぐるものだ」と定義される。しかし、権力ばかりでなく、権威も必要である。悲しいことに、権力は必ず腐敗する。ゴミを隠れ蓑に格安に土地を払い下げ、「私は隠蔽していない」と怒鳴りつける。でも、日本には天皇家に日本国憲法の象徴という権威があるから、どんな腐った政治屋が首長でもどこかで救われてしまう。

 

自らに都合の悪いものは全部蓋をして、「メディアはフェイク・ニュース」と怒鳴りまわる。アメリカ大統領が悪漢保安官のような賎しい顔で吹聴している。アメリカには日本の天皇家のような権威の象徴はない。アメリカは「自由の国」というイメージを持つ大統領でなければ、政権そのものに権威が備わらない。残念ながら、今の彼は口汚いミスター・トランプであり、依然大統領候補を抜けきれないでいる。

 

これからアメリカは何処に迷走するのだろうか。不自由さも、国家権力の統制も厭わずに、国家から与えられた雇用政策の中で個人の幸福を求めるという。そこには、キリストにパンを求める人々の姿しか見えてこない。


 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

物事は普通に考えてみよう

2017-02-14 14:56:02 | 時事

豊洲は私企業の産業廃棄物が残留した土地だった。そこの地下水の管理は永久的に行わなければならないが、設備装置により技術的、化学的に安全性が確保されるという。

しかし、そこが公共主体の土地ならば、俗に言う産業廃棄物が処理された処分場と同質に評価されるべき汚染された土地ということになるのではないか。

社会常識的に考えれば、そこに生鮮食料を扱う公設の市場を移転する事を考えるだろうか。たとえ技術的、化学的に安全だとしても、大災害による設備不能の可能性は絶無なのか。福島原発の二の舞は避けるだろう。

また、非常に難航して、やっと交渉が成立した土地の売買契約を、本来の都知事や副知事を差し置いて、その下である市場長や局長たちが売買契約を締結した。

社会経験的に考えれば、交渉までは先頭に立っていた代表者が、実務の証拠となる契約書に自らの名が残るのを避けたのではないか。理由は解らないが、そう考えてしまう。

― 普通に考えると、以上のようなことになる

 

 もう河津桜は咲いていた

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

出逢い、映画

2017-02-12 00:46:09 | 映画

『髪結いの亭主』

ずっと気にかかっていた映画だった。

女に喰わせてもらう、しかも最高の女に、…

こういう生き方、男なら誰もが夢見る。

まるで男のおとぎ話。

こういう映画を見て、好い一日が過ぎた。

Le mari de la coiffeuse アンナ・ガリエナ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いまさらクラウゼヴィッツ?

2017-02-06 20:59:36 | 政治

「政治」とはほとほと難しいものだ。政治から思想や哲学を除き、法の縛りも外したら、ただ剥き出しの権力しか残らない。そこにあるのは、1800年代のクラウゼヴィッツの「戦争とは他の手段をもってする政治の継続に他ならない」という古臭い言葉にたどり着く。

自分に都合の悪い裁判官は名指しで攻撃し、「何かあったらお前の所為だ」と自分の責任を他人に転化して恫喝する。そんな卑怯で下劣な大統領がこの世に存在したとは???今時の若い者だってそんな無責任なことは言わない

遥か太平洋を越えた日本のマスコミでは、あえて「トランプ氏」と云うことが多いような気がする。大統領という尊敬語に値しないし、呼びつけの愛称を口にするのも怖いのだろう。それは、本人が怖いのではなく、狂気が凶器を持った大国が恐ろしいのである。白頭鷲とアメリカ国旗の象徴的なイメージ Head of an eagle on a businessman's body Stars Stripes 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

B級西部劇か

2017-02-03 00:14:45 | 愚痴

底知れない悪人だが、おもて面は正義の人、そんなありふれた政治家に飽きたのか。丸見えの悪人で、中はもっと悪人で、暴言と巧言を巧みに使い分け、一片の可愛さも愛嬌もない。摩訶不思議なグロテスクな怪物を思わせる。彼の前では、毛沢東の髪型を真似た肥満児殺人君主もどうも比較できる場に居ないようだ。まあ、どちらも髪型に特徴があり、漫画チックではあるが。

かつて見たB級映画に出て来る悪徳保安官や野蛮な牧場主にそっくりである。そうした町の卑劣漢でも陰で支持していた名もなき意地悪な民衆が居たことをあの映画は教えてくれなかった。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする