G党の憲法改正草案を読むと、途中で読むのが面倒になる。まず、文章に魅力がない。また、民主化という面では明らかに後ろ向きだ。
「日 本 国 は 、 長 い 歴 史 と 固 有 の 文 化 を 持 ち 、 国 民 統 合 の 象 徴 で あ る 天 皇 を 戴い た 国 家 で あ っ て 、 国 民 主 権 の 下 、 立 法 、 行 政 及 び 司 法 の 三 権 分 立 に 基 づ い て 統 治 さ れ る」
前文の最初の文だが、まず象徴天皇を誰から戴いたのか聞きたい。文化か?歴史か?まさか天照大神なのかな。
それに誰に統治されるのだろう。天皇を戴いた国家に統治されるのか!とすると、その国家は神の国家という事になる。
神に統治されるというのだから、喜ぶのは神主さんかな。それとも、戦前の現人神の天皇制に戻るのかな。
ともかく主語が不明で、目的語もあいまい。読点ばかりが多い文章だ。国民はそっちのけ、國家がまず在っての憲法、そんな感じ。
この國家は、天皇、政治家、企業主、富裕層、つまり支配階級を守る憲法のようだ。
国民主権の意味が分かりたくない人間が作ったのだろう。前文の一行目としてはお粗末。民主国家は国民があっての国家ではないのかな。
この程度の抵抗ですが・・・。