玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

政治がない国

2021-04-30 14:10:44 | 政治

今年ほど、政治が経済に影響を与えた年はない。経済と政治の力関係が逆転してしまった。その変化に気づかず、相も変わらず経済が政治を動かした或る国はいまだコロナ対策の糸口すら発見できず、入り口でウロウロしている。

或る国には、政治は権力だと思い込んでいる首長がいる。しかし、政治は知の場合もあるし、心の場合もある。

そして、今この或る国の政治家に突き付けられているのは「爾自身を知れ」ということだろう。自分自身を知らない人は結局大したことはできない。

もし、それを解かっている政治家がいたなら、ほとんどが国会から去っていくだろう。現実は、ただパス持って、秘書を虐めて、公費2億円の地位を守るだけ。(寺島実郎:議員一人2億円かかる。於「サン・モニ」)

完全な政治家を求めないが、せめて国民の方を向いている振りぐらいして欲しいな。

大根役者でそれもできないんじゃ、無能というのだろう。

そんな奇妙で厄介な生物を国会という動物園でいっぱい飼ってきた我々にも早晩報いが来るだろう。やがて我々は政治を軽んじたために想像できないような危機に瀕するかもしれない。

今は、経済よりも政治。政治とはコロナを抑えることだよ。

鵠沼海岸

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不勉強だった

2021-04-29 15:11:23 | ブツブツ

オリンピックの開催権=中止権がIOCにあるとは全く知らなかった。今の今まで知らなかった。不勉強でした。

不合理、不条理、差別、戦争、テロ、汚職、金権政治・・・。昔とちっとも変わっていない。

民主主義というのが日本には根付いていないのが、最近のコロナ禍でよく判った。

政治家という人間が無力で、無能で、しかもあさましい利己主義者であることがよくわかった。昔はもう少し自らの品性や無能を隠したものだ。或いは、無くてもあるように振舞ったものだ。平気で嘘もつく、気づかなければ、都合の悪いことは何でも隠す、燃やす。不思議な生物たちだ。

今一番心配しているのは、スガのあとにアベしかいないことだ。究極の無能の選択だね。最近の石破の顔が何故だか歪んで見えてきた。

立民党はなんでオリンピックや原発に反対しないのか。これも不思議だ、野党としての存在の意味がない。

枝野はかつての前川さんのように官邸に風俗かなんかの弱みを握られているのだろうか?それとも病気なのか?スガ以上に、気配を消している。

3.11に津波と原発の二重の大災害がこの国を襲った。今度はコロナと言う大災害とオリンピックという利権の疫病神の二重大厄災にはなって欲しくない。

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ある不思議

2021-04-28 14:07:10 | 近現代史

今、木下道雄『側近日誌』を読んでいるが、これも文芸春秋社だが、解説は元共同通信で皇室研究者だった高橋紘である。

『昭和天皇独白録』の解説は「文芸春秋」の編集長だった半藤一利、両者ともほぼ同じ公表時期、どちらが先だか判らないが、半藤の立場ならば、かなりの箇所を突合できたのではないか。

その事が「独白録」の解説ではあまり触れられていないのが不思議である。より信憑性が高まると思うのだが、・・・。(漢字や助詞は少し違うがほぼ同じモノもある。)

元朝日の記者の田中伸尚は『ドキュメント昭和天皇』第七巻の中で、『昭和天皇独白録』は全編「私」だが、『側近日誌』は「朕」を使っていると指摘した。

ところが、昭和天皇が訴追されないことが公表されて、木下が件の「回想録」(=「独白録」)を持って行くと、その後に、また、新たな回想録を作らされたとか。それが、木下の手元にわずかに残った「聖談拝聴録」。そこでは「朕」と「私」の両方が使われている。

半藤ほどの大家であれば、これも織り込み済みのはずだが、こんなことを一杯抱えて、あの世へ行ってしまわれた、…。そう言った意味で憎たらしい人だが、考えれば、我々にまだ考えさせる余地を遺してくれたと感謝もしたい。

この写真を撮っていたら、後から声を掛けられた。振り返ると私と同じぐらいの爺さんがいて、「その先には何もありませんよ」と。

「知ってます。私も前に行ったことがあります」と返した。その爺さんは茅ヶ崎から来たそうだ。コロナ禍だとみんな人恋しい。

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特ダネ

2021-04-27 15:35:38 | 雑感

近ごろ、マスコミの特ダネは「週刊文春」と「赤旗」だけになった。

このことからも、メディアは自民党翼賛会になったことがよく判る。

立民党の質問はほとんど「週刊文春」、公設秘書に国民に見えない小さなボードを作らせて悦に入っている。一人の議員に約2億円の公費が掛かるそうだ。

これからのメディアは、経済欄のある日経は良しとして、他の新聞は文化欄や生活欄だけ読めという事かな。サンケイは提灯屋さんになって、読売はジャイアンツに買収されるとか。朝日は都市開発に手を出しているようだが、武家の商法にならないように祈る。

そう言えば、「週刊文春」の本体の月刊「文芸春秋」は、不思議にも、天皇家御用達のように皇室関係の特ダネを独占的に取り扱っている。

先日半藤一利さんがお亡くなりになった。あの方がどれだけ多くの近現代史の秘密を抱いてお墓にはいられたのだろうか。

あの方の本を読むと、いいように弄んで、スーッとご自分は逃げられていく。爾来、あまり彼のモノは読まないようにしている。

道端に在った。砲兵の墓と書いてある。何故、道標のような墓なのか、考えてみた。砲兵だから爆発で遺体が無かったのかも、…。もし、そうなら悲しいことだ。

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うちには新聞紙がない

2021-04-26 14:08:52 | 雑感

新聞を取らなくなって5年位経ったかな。だが、新聞紙がないと不便である。あの大きさで、簡単に捨てられ、モノを包んだり、緩衝材にもなる.

だから家庭には大きくて、軟らかくて、惜し気のない紙として必要なモノかも知れない。

2,3年前から地方紙をネットで見ていた。信濃毎日、秋田魁、高知新聞なんかを見ていた。

一時信濃毎日が頑張っていたが、近ごろは共同通信の記事を載せているだけのような気がするので止めた。

今は或る小さな地方紙の週3日発行の新聞を郵送で取り寄せて読んでいる。そこにこんな記事があった。

―虚像だったスェーデンの「高福祉・環境国家」

…「コロナ感染拡大防止の責任は国民一人一人にある」と公言し、「病床確保を」を理由に、「集中治療室がどんなに空いていても80歳以上の高齢者は搬送しない」という「命の選別」ガイドラインを現場に通達している。…

本の紹介なので、コトの真実性は判らない。

だが、日本がPCR検査をしない、科学的な政策をとらない。失敗を反省しない。

結果として医療現場で「命の選別」をする状況に追い込まれることを放置するのは、政治家に悪意の動機・行動があること。マスコミが政治の道具になっていること。厚生官僚に医療費節減のためにコロナによって高齢者を減少させようという裏の政策があると、思わざるを得ない。

今更だが、「厚生」という言葉は「民生」と同じに戦前の臣民に対する行政用語ではないのか。

 

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