先々週、久しぶりに、TBSの『サンデー・モーニング』の<風をよむのコーナー>を見た。まあ、他局に較べれば、少しマシなコメンテーターが、机の上のメモをじっと見ながら、言葉を選びながら、いつもよりもビクビクして発言していた。また放送関連の自主団体や古賀茂明氏の言う自民党報道局長様などの横槍が入ったのではないかと心配した。
「新自由主義と国家主義」と言って、どれだけの人が解かるだろう。言ってる本人もどうなのか?憲法前文しか話の根拠にしないおばちゃん。着物着付け教室の教授は何を言ってるのかよく分からない。いつも環境のことしか言わないが正論を云いそうで云わないお爺さん。アンカーのジャーナリスト以外は、そんな程度のことすら、メモを慎重に確認しながら棒読みしていた。
この程度の低調な時事問題すら普通に討論できない圀になった。もうテレビでは、言論の自由は無いに等しいのでは。言論を封じる方法は、放送時間をくだらないスキャンダルで埋め尽くし、本来報ずべき事柄の放送時間を物理的に圧縮してしまう方法もある。
お上が怒らない安全なスキャンダルだと、すべての局が同じ事と延々と、不貞腐れたように同じ順序で放映する。かつての戦前の大本営発表や同盟通信社のニュースと実質的に変わりはない。
まさに、この圀のお得意芸の自主規制という名の自発的な言論統制ではないか!全く変な圀になったものだ。
昨年、タイで見つけた変な看板。Zが一つ多いのでは?