玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

戦犯は経団連やマスコミ

2024-01-30 19:23:50 | つぶやき

かつて、この圀は軍部の参謀幕僚が自らの出世の為に敗ける戦争をした。当然に敗戦をし、到頭米国の属国となってしまった。

冷戦の隙間で幸運にも経済繁栄をしたけれど、敗戦体験に捉われて米国従属を継続しているのは、今は軍部ならぬ経団連であろう。

さしづめ、その中枢にあるトヨタや三井不動産などの大企業や既存の企業保守層は、パー券というワイロで、自民党を操り、同時に天下りの餌で官僚を動かし、国債で水増しの予算を各業界に還流させて、とりあえず見せかけの景気を演出している。

そう言えば、かつて大本営発表は嘘ばっかりの報道だった。この圀の経済退行の戦犯は、既存の低迷企業群と自己保身に懸命な大手マスコミではなかろうか。マスコミは戦前・戦後と二度の戦犯である。

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自民党は政党なのですか?

2024-01-30 10:42:56 | ぼやき

今の自民党は「政治をやる政党」なのでしょうか。

ともかく、もう自民党に飽きました。その無責任に呆れました。

小選挙区制の世襲議員は勉強はしない、政党交付金が出るのに金稼ぎばかり、議員事務所は中小企業の事務室のようです。

この際、維新でも、共産でも良いから、野党が集まって政権交代し、内閣機密費や外交機密を公開しないと、この國は蔦の這うような「腐った空き家」になってしまいます。

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東京新聞から

2024-01-29 14:20:32 | 報道

去年から東京新聞をとっている。ここのところ、東京新聞はシリーズ物が増えてきた。

神宮外苑の再開発利権(「外苑再開発の真相」)を特集でやるらしい。

一番のキモは、オリンピックで総合競技場を改築し、それに伴い、たぶん容積率や高さ制限を緩めて、競技施設の上空の容積率の移転という、一粒で二度美味しいという再々開発をやるのではないか。

皇居を一望できる高層マンションや業務ビルを造って販売するゼネコンがある。そのゼネコンから献金を受ける自民党は天皇より自分の懐が大切なんだ。変な右傾保守だね。

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近現代史の裏側(28)―木戸の野望―

2024-01-26 13:59:27 | 近現代史

『木戸日記』では「9月6日の御前会議の再検討を必要とする見地より、東條陸相に大命降下を主張す。…反対論はなく、廣田・阿部・原の諸氏賛成せらる」とある。

重臣会議の賛成者は、原は首相経験はなく、枢密院議長である。廣田は外相出身である。阿部陸軍大将は木戸の娘が嫁いでいる身内である。つまり枢要な重臣ではない。

二・二六事件で殺されかけた岡田海軍大将、陸軍によって内閣を潰された米内海軍大将、何よりも陸軍の林大将ら首相経験者の意見が、『木戸日記』には全く書かれていない。

東條への大命降下は木戸が強力に推した結果であったのだろう。

『木戸日記』の中には、天皇の労い言葉の「虎穴に入らずんば虎児を得ず」が出てくる。これは戦後「東京裁判」に日記を提出する際に、東條の推薦が天皇に褒められた(認められた)証拠として、木戸が敢えて残したと推測する。

だが、9月6日の御前会議の開戦条項を白紙化するとの奇策を打った東條の首相起用を「虎児」と譬えても、結果は、たった二週間程検討しただけで、開戦路線を止めることはできなかった。

半藤一利は、この本の解説の中で、東條の首相就任は宮廷政治家木戸の「野望」と見ている。

東條の野心は「英才と言われたが、長州閥でない為大将になれず、不遇だった父英教の無念を晴らす」とみるが、木戸の野望とは、一体どのようなモノなのだろうか。【次週へ】

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近現代史の裏側(27)―極秘の御前会議―

2024-01-25 15:20:13 | 近現代史

『昭和天皇独白録』では、「後継首相の人選であるが、9月6日の御前会議の内容を知ったものではならぬ」且つ又「陸軍を抑え得る力のある者」と条件をつけた。

しかし、御前会議の出席者でないと後継になれないという人事があるのだろうか?国民も知らぬ、極秘の会議であったとしても、大本営では大勢の参謀たちが会議資料、記録の作成にあたっている筈だ。後継人事が会議出席の有無で限定されるのならば、もはや此れは官僚機構とは言えない。

【『昭和天皇独白録』文芸春秋より】

この部分を読んだ時から、天皇は屁理屈を云っていると思った。軍部の極端論者が収まらないから武官を総理にするというのは理屈だが、9月6日の会議に出席した者しか後任の総理が勤まらないとする条件つけると、自ずと候補者が絞られる訳である。

この条件で、役不足であるが、東條が浮上する。ただ海軍の及川大将は然したる理由なくダメだという。陸軍は中将から大将へは6年の停年を要したが、東條は中将5年だったが一年短縮させて大将にさせた。どう考えても特別扱いする程の人材とは思えない。

やはり鈴木貞一と東條英機の共謀であろうという疑念はぬぐえない。これは何回も書いている。まあ自説ではあるが、…。【次回へ】

 

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