予算委員会のテレビ中継を偶に見るけれど、ツマラナイ。
何故なら予算の中身に入った議論が全くされないから。事実、質問に数字がない!単にスキャンダルや不祥事で責めるだけ、バカバカしくてチャンネルを変えてしまう。
新聞発表された国の予算書を誰が読み解けるのだろうか。主計局の役人たちも自分の関係部分しか解らないのだろう。
この国の借金の総額は財務省によって恫喝的に告知されるが、国債には色があるはずだ。
例えば将来にわたって世代を超えて負担をして行くべきモノ、一年間の収支が間に合わず補填財源としたモノ、公債の返還によって生じた歳入不足で負担したモノ、等々、多種多様だが、それを明確に整理して国民に見せることを財務省は一切しない。実は敢えてしないのだ。
この国の一般会計と特別会計は巧妙な目晦ましの装置となっている。
2002年に暗殺された石井紘基は「国会で決めるのは抽象的な予算に過ぎない」「予算支出の中味は省庁の官僚が与党の族議員の意向を考慮して決めている」と言っていた。
今思えば、国会議員なのでどこでも出版できた筈だが、彼の本はPHP出版という素人が好む出版社を選んだ
あれから20年経って少しも変わってない。この国は彼の予言通り自滅するのだ。
野党議員は週刊誌ネタで岸田政権を揺さぶるだけ、脅して何かのおこぼれを無心しているのかも。近頃、与党化を目指す国民民主党なんかもあるし、真面な野党が無い、ダメだね。