玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

憲法九条

2017-10-31 14:48:48 | 憲法

憲法9条の存在によって日本人が平和や安全保障に考えなくなってしまった」(ブログ「山猫日記」)と湘南生まれの三浦瑠璃氏は言う。彼女の意見は、戦後を長く生きてきた人間からすれば、単なる下の世代の勝手な括りだと思う。

国連を基本に自国の平和を守れない」ことなんか、はなっから知っていたが、戦前生まれの世代は、戦争国家だった日本が世界から信用されてなかったという理由から、やむを得ず9条を守っていたのだろう。

戦後生まれはいろいろある。昭和20年以降に生まれた世代は、自らの徴兵年齢期間内は、経済優先と身の安全のため願い込めて、敢えて9条を守ったのであり、昭和50年代生まれの三浦氏が考えるような単純な思考停止ではない、あくまでも意思、意図があったと思っている。

今や平成生まれ世代がまさに自らの自由との引き換えに国防と安全保障を考えなければならなくなった。また、彼らは自らの子供たちの世代を守らなけれなならない義務と使命を負った。だから、若い人こそ日常の忙しさにかまけて、政治から目をそらしてはいけないのだ。

Group of people around the world

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二人の独裁者

2017-10-29 13:34:03 | 政治

この小さな國には二人の独裁者がいるようだ。一人は支配者の血筋を持った人、もう一人はメディアを巧みに操る人。

今回の戦いは、支配階級の残存者たちの組織に属する側の独裁者ASさんが、不意を突いた時期に攻め込んだ奇策だったが、国民の恐怖を煽ったのが決定的だったのか、予定調和のように勝利をおさめた。

メディアの巧妙な扇動者側の独裁者KYさんは最初のサプライズの反響に自己陶酔したのか、愚かにも独裁者の醜い素足を披歴してしまった。結果は悪者同士の究極の二者択一で、より性悪で威圧的な独裁者として敗北した。

でも、今回分かったことは、この國の住民は石原、橋下という系譜上にあるメディアによる僭主政治やポピュリズムを最終的には嫌う傾向があることが判明した。

それが、あの政治屋の為の選挙の唯一の果実であった。そう思うのだが?Big boss

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死を待つ人々

2017-10-28 11:16:14 | 雑感

インドにはマザーテレサの「死を待つ人々の家」があることを知った。撮影は不許可だから入口の写真だけ、一切室内の写真がないのでより想像は暗くなる。ブログの言葉から、そこにいる人たちの深刻さ惨さがジヮーと伝わってきた。

自分の日常に戻すと、実は人間の誰もが、「死を予定された人々」であったことに思いあたる。

ここ湘南地域の片隅では、老人たちの「歩行会」や「歴史見学会」が、行列の大小はあるが、決まって先頭に旗を立てて群となって歩き回っている。

この蟻のような群のゴールは大体が海へ向かっている。多分昼食休憩をとる為だろう。これも見ようによっては、「死を待つ人々の群れ」ではないか。なんか奇妙な言葉の連結を感じてしまう。

こういう光景のまえでは、「日本はかなり豊かで、安楽な国である」と言われてもしょうがないか。

 

死を待つ人々の家ブログ「animal traveler」より転載

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悪運の強さ

2017-10-25 21:41:39 | 愚痴

大雨が降ると、山間にある四万十川は大きな雨の覆いにすっぽりと包まれてしまう。木々の緑が雨の中に映える。年寄り共が苦いコーヒーをすすった。

誰れ彼ともなく、言い出した。「あの顔気もち悪いんだ」「テレビにあの嘘つきが映るとチャンネルをかえてしまうんだ」「でも若い人たちの支持があるんだって、わからん時代になったな」

年寄りの愚痴である。悪運の強さも政治家の証!

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もどり鰹

2017-10-23 15:24:37 | 旅行

台風が来る前に、高知で皿鉢料理を食べた。初めてもどり鰹を食べた。まさに初体験であった。現地では、塩を振って食べるそうだ。本場の鰹は美味い、本当にうまかった。マグロよりもうまかった。

皿鉢料理

土佐の風土の中で、古来より受け継がれてきた味と彩りの集大成。 黒潮にもまれた大自然の恵み、山々からの味覚、土佐ならではの旬が、器の中に惜しげもなく豪快に盛りつけられる。 南国の気候と風土が生んだ、土佐の味覚。

江戸時代、女房を質においても初鰹を食べたという。「目に青葉山時鳥初鰹」安い鰹を食べると、中毒して医者に行くこともあるそうだ。「恥ずかしさ医者に鰹の値が知れる」。(下山弘『川柳江戸の四季』より)

大義なき選挙は終わり、またいつもの日常が戻る。果たして、この國はどんなことになるのだろうか。

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