「憲法9条の存在によって日本人が平和や安全保障に考えなくなってしまった」(ブログ「山猫日記」)と湘南生まれの三浦瑠璃氏は言う。彼女の意見は、戦後を長く生きてきた人間からすれば、単なる下の世代の勝手な括りだと思う。
「国連を基本に自国の平和を守れない」ことなんか、はなっから知っていたが、戦前生まれの世代は、戦争国家だった日本が世界から信用されてなかったという理由から、やむを得ず9条を守っていたのだろう。
戦後生まれはいろいろある。昭和20年以降に生まれた世代は、自らの徴兵年齢期間内は、経済優先と身の安全のため願い込めて、敢えて9条を守ったのであり、昭和50年代生まれの三浦氏が考えるような単純な思考停止ではない、あくまでも意思、意図があったと思っている。
今や平成生まれ世代がまさに自らの自由との引き換えに国防と安全保障を考えなければならなくなった。また、彼らは自らの子供たちの世代を守らなけれなならない義務と使命を負った。だから、若い人こそ日常の忙しさにかまけて、政治から目をそらしてはいけないのだ。