玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

「レイン・イン・ブラッド」

2025-01-22 09:57:20 | 映画

「レイン・イン・ブラッド」だから、日本語に訳せば「血の雨」と思ったら、英語では「reign in blood」だそうで、「血の支配」かな?

内容は至って平板で、思い切りドンパチやって、オトコの義を貫くだけのストーリー。

戦争は「神と領土と石油」で起きると言っていた。格好つけたセリフだが、どうだろうか?

(2020年、アメリカ映画)

私は、戦争は「人間の欲望と指導者の低能と国家体制の不能で起きる」と思っている。

この映画は出演者の顔を視ればお分かりの通り、わき役と悪役のオンパレードで、男優たちの銃口と迫力ある演技がスカッとした。

不細工な男たちはそれなりの存在感があると思う。

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ONE DAY

2024-12-24 10:11:54 | 映画

ある日の、あの時に、あの一瞬が無ければ、違った風な関係に、そして違った人生があった。

というようなことは、誰にも、たぶんあるだろう。

この映画は最初のシーンから見たことがあると思ったが、だがまったく筋が思い出せない。ただ最後は悲しい事故があることだけは知っていた。

ずっと初めて見たように視ていたが、そのシーンが近くなってきたのが判ったので、そこでビデオを止めて一日置いた。

この映画は、原作が小説で、原作に忠実に映画が創られたのだろうと思った。

誰にもこんな風な経験や出来事がちょっとはあるのさ、…。幾つもはないけど。

 

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夏物語

2024-09-20 10:30:17 | 映画

映画を観てる途中で筋が読めてラストシーンが解ることがある。

悲しい別れだと、途中で見なくなってしまう。

やっと見終わったのがこの映画である。2006年制作とか。

手を離せば消えてしまう。人ごみに紛れれば見失ってしまう。そんな淡いモノ。

韓国の俳優ではイ・ビョンホンが好きだ。

女優では『猟奇的な彼女』のチョン・ジヒョンが好きだが、この映画を観てスエのファンになった。

ふと日本のこの手の映画では、年がバレてしまうが、『あいつと私』だ。

一回敗けた国と、負け続けた国の恋物語とは、こうも違うのか。

 

 

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『詭弁社会』から考える (終)

2024-09-14 10:33:38 | 映画

思い起こせば、安倍政権下で行われた菅官房長官記者会見がこの国の報道を劣化させた元凶ではないか。

あらかじめ事前に質問答弁ができていて、それを守らない記者は記者クラブから追放される。記者クラブとは、記事をもらう側の卑屈な掟社会だった。

あの記者会見で自由にモノが云えたのは、東京新聞の望月衣塑子と外国通信社の記者だった。朝日の南氏は掟を破ったのか、結局沖縄の新聞社に転職した。

山崎雅弘の言う『詭弁社会』の詭弁は、手の込んだ詭弁なんか必要なく、単に、権力側の記者クラブ内の「強弁」「脅迫」でしかない。

哀しいことに、記者クラブは、警察にも、各省庁にも、各自治体にもあり、とくに近頃では、兵庫県庁の「嘘八百、…公務員失格」を黙って伝えた記者たち。少し前は都知事の「選挙に利用された記者会見」等々、あらゆる処で権力側の強弁が繰り返されている、…。

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『雨の日は会えない、晴れた日は君を思う』

2024-06-19 10:03:57 | 映画

原題は「DEMOLISHION」…多分破壊という感じかな。2015年公開作品、ジェイク・ギレンホール、ナオミ・ワッツ。

日本語の題名に吊られて観たが、原題ならば見なかったかもしれない。

この映画のあらすじは、妻が交通事故で死んでも涙が出ない夫がいる。やがてすべての周りのモノを壊しだす。ある日、車に残された妻のメモから『雨の日は会えない、晴れた日は君を思う』を見つける。

夫ではない別の相手のことを思って書いたか、単に私的なフレーズを書き留めたか解らない。そのメモを見た時に、失った肉体とは別に彼女の心を触ったのだろう。彼は妻の死を受け止め、刻み、新たな生活に進む予感がする。

ナオミ・ワッツは妻役ではなく、心の闇を抱えるシングルで難しい息子を持つ女性として、件の夫と絡んでいくストーリーとなっている。

ナオミ・ワッツは好きな女優だが、同郷のニコール・キッドマンと被る。セクシー全開のキッドマンに比べ、ナオミ・ワッツは切ない質素な役柄が多いようだ。いつも存在感が薄い。

ジェイク・ギレンホールは随分と毛深く、入念に毛剃りしてニュー・ヨーカーに変身するのも興味深い。西洋人は本当に毛深いのだと感心した。

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