玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

自民党はもうダメかも

2020-12-29 10:20:42 | 雑感

今の自民党は単なる利権集団で、政党ではないような気がする。理由は、議員自らが国会を多数決機関とし、本来の国民の代議機関を否定しているから。もはや彼らには国会議員である資格と資質がない。

ところが反自民層が投票する立憲民主党は決して反右傾ではない。自民党旧竹下派の系統の議員は単に自民党の公認を貰えない疑似自民の人なのである。党内には別に社民党や教条的護憲派もいる。

結局そんな不揃いな政党だから、今の安倍・菅政権に対しても徹底抗戦ができない。

こういう人たちは反対する振りをして、結局アベ右傾派や二階闇将軍に屈服していく。野党も全く頼りにならない。つまりこの国の政治がドンづまりなのだ

目下一番の問題は、アベノミクスの黒田バズーカを誰が止めるのでしょうか?もう怖くて、安倍自身も自民党も誰も止めれない。

その切迫した不安をかき消すために、この国は死の行進のようにオリンピック開催に固執している

戦後、この国はGNPの成長原理で走ってきたが、ここらで国民一人一人の幸福を基本に考えるべきでは。

今まで最も人気の無かった政治家という職業に、倫理観のある優秀な人材が就くように、国民みんなで考えなければならない。このことをコロナ禍という非常時が明らかにしてくれた。

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119回目の嘘

2020-12-26 10:18:57 | ブツブツ

まさに「息を吐くように嘘をつく」。自己嫌悪という感情も無く、精神的に病んだ人だと解かった。

この国の本体は悪賢い官僚であるが、あの方に約8年間もこの国の舵取りを任せていたと思うと・・・ゾッとした。

自民党政治はもうドン詰まりかもしれない。

年取ると、その人の顔や目で解かることがある。

あの方と同じ目をした政治家は、菅義偉、河野太郎、平井卓也、小池百合子だ。

10年前に飯田橋の美々卯で牛丼を独りで食べていた河野太郎はいい顔をしていたが、…。

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人格の問題

2020-12-25 10:43:52 | あれこれ

先日、石田勇治氏の『ヒットラーとは何者だったのか』というネット講義を拝聴した。講義の終わりに「戦時中に閣僚になった人間が戦後になって総理大臣を勤めることについて、どう思うか」という質問があった。

そのとき、石田氏は「近過去の事ですね」という前置きをした。むろん答えは「ドイツではありえぬことだ」という回答だった。岸信介のことである。

その時の「近過去」という言葉が妙に気に入った。以後、使わせてもらうことにした。

その近過去の事だが、60年安保の時にデモで人が死ぬことを子供の時にテレビの画面で知った。

一方、官邸で岸首相が暴漢に襲われ、抱きかかえられながら運ばれるのをテレビで見た。

私はその記憶をつないで、てっきり左翼のテロ行為かと思っていたが、事実は違うらしい。

岸は次期総裁を大野伴睦にすると密約していたのを反故にして池田勇人にしたのである。

その代償として右翼の暴漢に襲われたようである。その会合の招待状を犯人に渡したのは大野伴睦の秘書だったそうである。(参照文献:大下英治『自由民主党の深層』)

岸は人間の人格を傷つけたのだ。岸の孫の安倍晋三は菅長官を単なる役人操作の道具として扱っていたのではないだろうか。だから、今、その代償を受けているのかも。菅氏の鋭い眼はそういうふうに見えてしまう。

道端の千両か、万両か?そろそろ正月かな。

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侍従長の日記から

2020-12-21 11:06:01 | 近現代史

今話題の加藤陽子氏の講義をネットで見た。相変わらず緻密に周到に分析された論述であった。その講義では、終戦後に侍従長を勤めた『稲田周一日記』を引用していた。

昭和21年8月14日 明日は終戦記念日だ。その前の晩なので、陛下御主催の座談会が行われた。・・・御自分で開会の辞を述べられた。

―戦争に負けたのにはまことに申し訳ない。しかし、日本が負けたのは今度丈ではない。・・・白村江の一戦で一敗地に塗れたので半島から兵を引いた。・・・この際日本の進むべき道も自ずからわかると思う。―(引用文:東野真『昭和天皇二つの「独白録」』より)

この史料から、敗戦の翌年には「宮中や政権中枢は8月15日を終戦記念日にする」との伏線が既に在ったと私は捉える。

加藤氏は天皇の言葉の“白村江”の部分を引用した天皇の考え方に触れていた。そこまで広くこの史料を活用し考察するのかと感心をした。

また、加藤氏はさりげなく「国体が変わらないと史料が出て来ない」と言ったような。妙に「国体」という言葉が頭に残った。

そう言えば、自民党の憲法草案を作った人たちは、どの程度「国体」の意味を考えていたのだろうか。

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不思議な報道

2020-12-18 10:54:29 | 時事

不思議な報道の仕方だ。マスコミは「誤解を招く」という言葉にこだわるが、菅氏の健康を気遣う報道がまったく無い

この非常時に日本版NSC(国家安全保障会議)を開く首相・官房長官・外相・防衛大臣の4人の最重要人物のコロナ感染を気遣う声が全くない。

国家というモノは常に非常時を想定して対応するものではないのか。トランプの横には常に核のボタンを持った軍人がいた。この国の政府もマスコミも全部おかしい。

菅氏と二階氏の会食が何故主要マスコミ各社に知れたのだろうか?いったい誰がリークしたのか。その疑問を発する人がいない。

ただ、その後に「安倍氏のホテルへの支払いが現金だった」と突然に報道された。ということは、元は安倍氏側のリークが濃厚で、官邸ポリスが仕返しをしたと想像してしまう。

結局、コロナ禍にあっても、水面下での闘争をやめない獰猛な人間たちが政治家だということが良く解かった。これじゃコロナウィルスも逃げていく。

この国の老舗政権党である自民党は、悲しいことにいまだにお座敷政治だということが解かった。ただ場所が料亭ではなく、ステーキハウスや高級ホテルや寿司屋になっただけ。

これじゃ政党ではなく、単なる利権集団と言われてもしょうがない。その利権がGO TO トラベルなのか!マスクも、デジタルも、そしてオリンピックも。

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