今の自民党は単なる利権集団で、政党ではないような気がする。理由は、議員自らが国会を多数決機関とし、本来の国民の代議機関を否定しているから。もはや彼らには国会議員である資格と資質がない。
ところが反自民層が投票する立憲民主党は決して反右傾ではない。自民党旧竹下派の系統の議員は単に自民党の公認を貰えない疑似自民の人なのである。党内には別に社民党や教条的護憲派もいる。
結局そんな不揃いな政党だから、今の安倍・菅政権に対しても徹底抗戦ができない。
こういう人たちは反対する振りをして、結局アベ右傾派や二階闇将軍に屈服していく。野党も全く頼りにならない。つまりこの国の政治がドンづまりなのだ。
目下一番の問題は、アベノミクスの黒田バズーカを誰が止めるのでしょうか?もう怖くて、安倍自身も自民党も誰も止めれない。
その切迫した不安をかき消すために、この国は死の行進のようにオリンピック開催に固執している。
戦後、この国はGNPの成長原理で走ってきたが、ここらで国民一人一人の幸福を基本に考えるべきでは。
今まで最も人気の無かった政治家という職業に、倫理観のある優秀な人材が就くように、国民みんなで考えなければならない。このことをコロナ禍という非常時が明らかにしてくれた。