飛んで火に入る…

2011-11-10 00:28:07 | Weblog
先日、珍しい体験をする事になりました。
いや、行為自体は今や珍しくもなんとも無いのですが、シチュエーションが初めてで。

町外れを被写体を探し歩いていた時の事。
辺りは住宅街から少し外れた工場の横手。
塀が長く続き、人気はない。
レンガ塀など気になる被写体を見つけては撮影しつつ奥へと入って行くと、行き止まりで若い男女三人が彼らの車の周りで写真を撮ったり?ぼそぼそ話をしたり、歩き回ったり。
なにやら挙動不審です。

気にしないようにして、撮りたい写真を撮って引き返そうとすると、その中の女性に声をかけられました。
「すみません、撮影をお願いしたいんですけど。」
とコンパクトカメラを差し出します。
こんな所で?まあいいですけど。
撮られ方を聞こうとすると、続くお願いが聞き慣れない…。
…なんですって?
「ムービー撮影して欲しいんですけど。」
えっ、動画を撮るの
なんで

不思議な顔をしていたら、男性が理由を説明してくれました。
結婚披露宴で映写する映像を撮影していたらしく、三人が一度に登場する場面を撮って欲しいと言う。
なんと。
観光地では時々写真撮影を依頼されますが、動画の撮影依頼をされたのは初めてです。
こんな所で、私が来なかったらどうするつもりだったのだろう。
挙動不審の訳も分かりました。

こうこうこう動くのでこうカメラを動かしてください。
はいはい。
監督に言われるまま撮影し、録画内容を確認してもらうと、彼らが想像していた通りに撮れたようで、1テイクでOKをくれました。
とてもありがたがられたので、まあ良かったです。
編集時にカットされず、使用されますように。

後で思い出したのが、高校時代の文化祭の事。
クラスの出し物は映画にしようと言う事になって、誰かが8mmカメラを借りてきました。
私もフィルムを回してみたかったのですがお許しはでず、借りてきた奴がカメラマンをしてました。
今頃ようやく夢?叶い、映画のカメラマンを経験できたのね。