あろうことか旅の終わりを心待ちにする自分が

2013-08-28 01:27:28 |  初・縦走
実は今回の縦走、企画時あるいは出発前、楽しみではあるものの気が重い要素もたくさんあった。
山は好きだし、身体を動かすのも好きだが、高い所は怖いし、険しい道を歩きたいわけでは無い。
私の登山技術で太刀打ちできないコースだったらどうしよう。
怪我や体調が悪くなったらどうしよう、などなど、不安がモヤモヤ。
また、山小屋という制限の多い宿での宿泊など、通常生活から大きくかけ離れた環境に身を置くことのストレスはどんなだろうと。

山中に入ってからもその心持ちは変わらず。
悪天候が連続し、行動時間の7割は足元を見てただただ登るという毎日。
いつものお気楽旅行なら、日が過ぎるに連れて、ああもう半分過ぎてしまった、ああ今日で旅も終わりかと嘆き、旅が長く続く事を願うのだったが、今回は違った。
元の不安に悪天候下を歩く緊張も付加されたし、予定通り日程消化して不安の数を減らし、安堵する日々。
これは修行だな…。
と思い、自虐的気分で足を運び続けた。



そんななので、いつの間にか楽しみにするのは下山後のあれこれに移ってしまった。
まず最初は最終日に予定していた、室堂にあるみくりが池温泉での入浴。
計画時、みくりが池温泉のHPを見たら喫茶室があり、入浴後はテラスでソフトクリームをどうぞ、と魅力的である。
4日間の汗と垢を落としてスッキリサッパリして、ソフトクリーム?
気持ちいいだろな、美味しいだろな。

その次のお楽しみは帰り道。
立山黒部アルペンルートをバスで楽々と下り、富山地方鉄道に揺られ、サンダーバード号で帰阪する。
歩かなくても目的地に連れて行ってくれるなんて。
快適だろうなあ。

帰り着いたら冷たいビールか?
そうだ、ビールだ。
ぐびぐびと飲むのだ。
暑く汚い部屋だが、自分の寝床もとても恋しい。
きっとぐっすり眠れるに違いない。



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2 コメント

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この写真 (Aちゃん)
2013-09-03 19:08:49
ちょっと怖いです。
気持ちの暗さを表した?
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カラーで見ると (よかばか)
2013-09-04 00:54:57
そんなに不気味ではないですが、モノクロにしてみたらこんなになりました。
気分でてますか?
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