長い夜

2013-08-21 01:30:44 |  初・縦走
連日猛暑が続いているが、地球は公転を続け、朝はどんどん遅くなっている。
もう窓外の明るさで目を覚ます事はなくなり、少し寝過ごす危険が出てきた。
しかしまあこの暑い自室で、これだけ汗をかきながらよく眠れるものだ。
我ながら感心する。
あんなに涼しかった山小屋では全然眠れなかったのに…。

思い返せば縦走中、山小屋にいる時間が一番長かった。
山中行動してる時間が一番長いと思っていたけど、縦走の主役は?山小屋だった。
結果を反映して記事も山小屋の話しばかりだ。
雨のせいで一日の行動時間は短くなり、4日で平均すると6時間に満たなかった。
そうすると全日程の3/4は山小屋で過ごした事になる。
意外と楽してたのか。
だから歩き通す事ができたのかな。



山小屋にいる時間の中でも一番長く感じたのは夜。
消灯後、寝入るまでが長い。
山小屋の消灯時間は早く、だいたい21時である。
そんな早い時間でもアルコールが入っていたら楽勝で眠れるのだろうが、シラフではつらい。
アルコール無しでは眠れない身体になってしまったのか。
しかも隣には知らない人がいる。
多分消灯から3時間か4時間くらい眠る事ができず、延々寝返りをうっていた。
朝起きる時は眠かったので、朝方はなんとか眠れていたようだが。

夕刻、夕食までの時間は疲れが出てとても眠く、うつらうつらするととても気持ちよい。
その時の眠気が消灯後訪れてくれないかと思うのだが、そうはいかず。
毎日毎日ただ眠れなかった。
とてもつらい時間だった。


さて、五色ヶ原山荘の夜は嵐だった。
雨でなく風の音が窓外で轟々と響く。
翌日は悪天候だと同室の方が情報を仕入れて来てくれた。
翌朝はどう行動するか、判断が必要となるようだ。


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