よし坊のあっちこっち

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詐欺のような東京五輪

2015年09月07日 | いろいろ
日本にしては頑張ったプレゼンで呼び込んだ2020年の東京オリンピック。一生で二回も経験できると5年後を楽しみにしていたけれど、こうケチが付いてしまっては興味は半減どころか、それ以下となり、わざわざ日本に帰ってまで観る気は失せてしまった。

事の成り行きを追っていけば、今回の五輪切符獲得は殆ど詐欺に近い。詐欺でもぎ取った五輪開催権と言ってよい。何しろ、プレゼン内容が履行できないわけだから詐欺である。お隣韓国の冬のオリンピックの準備不足を冷やかな目で見ていた日本も所詮、同じ穴の狢である。

新国立競技場プロジェクトのばからしさ。予算を管理するリーダーが誰もおらず、気が付いたらとんでもない予算に膨れ上がっていたと言う。およそどんなプロジェクトでも、リーダー不在となれば、プロジェクトが進まないか、逆に暴走するか、のどちらかで、今回は後者だ。アメフトで言えば、クォーターバック不在というトンデモナイ状況だったわけだ。

ロゴマークデザインの盗作騒動も、その選考プロセスが何やらいかがわしい。アカデミックであろうとなかろうと、どんな団体でも闇の部分があり、”ドン”が必ず居るものだ。そのあたりが蠢いていてもおかしくない。ロゴ当選者の過去のデザインにも盗作疑惑が浮上し、白紙撤回になったのはよかったのだが、これだけ盗作疑惑が出れば、「私はやっていない」は通用すまい。デザイン界の”サムラゴーチ”かも知れない。

各競技施設を準備する東京都も共犯者、いや共同正犯だ。何せ、会場を出来るだけ近くに集め、移動を少なくする「コンパクト」を売りにプレゼンしたはずが、予算大幅オーバーで、分散会場になるというから、相当お粗末で、海外からヒンシュクを買うこと間違いあるまい。だから”詐欺のようなオリンピック”と言わざるを得ない。