オサマ・ビン・ラーデンに直接インタビューした、西側では数少ないジャーナリストであるPeter Bergenの手になる「Manhunt, The ten year search for Bin Laden from 9/11 to Abbottabad」(拙意訳「Manhunt 9・11からAbobottabadへ、オサマ追跡の10年」)と題する本が出た。当時のニュース報道では到底分らない内幕が克明に記されており、大変興味深い。もし日本で訳本が出たら是非おススメしたい本だ。因みにこちらでは定価26ドル、割引で21ドルだった。
この本は、危機や一種の戦時的ミッションを行う時の国のリーダーや軍のリーダーがどう動いたのかが克明に描かれており、情けない日本との対比で読むと参考になる。また、世界の警察を自認する米軍の強さが半端ではないことを教えてくれる。そういう軍組織も、常にベストで機能してはいないこと、それを見事に再生させるのは、やはり優れたリーダーシップを発揮出来る個人の存在が大きい事を教えてくれる。
ビン・ラーディン追跡は軍事行動でもあるし、外交問題でもある。従って直接的な重要閣僚とは大統領、国務長官、そして国防長官である。日本で言えば、首相、外相、防衛相である。このやり取りも迫力があって興味深い。印象的なのは、しかし当然なのだが、国務長官も国防長官も意見は異なれど、いずれも直接的に問題にコミット出来るプロフェッショナルだという事だ。これを日本の3人に当てはめてみるとぞっとしてしまう。日本の某元防衛大臣達のように、自分は素人だとか、原稿を棒読みするしかない大臣とは全く違う。もし、あの国会答弁等を彼らが見たら、同盟国日本とは、一体いかなる国か、と問いたくなるだろう。
9・11からの10年、2010年からの急展開、そして運命の2011年5月1日までの緊迫の8日間の動きを皆さんとシェアしてみたいと思う。次回ブログより4回か5回のブログで本の跡をを追ってみたい。
この本は、危機や一種の戦時的ミッションを行う時の国のリーダーや軍のリーダーがどう動いたのかが克明に描かれており、情けない日本との対比で読むと参考になる。また、世界の警察を自認する米軍の強さが半端ではないことを教えてくれる。そういう軍組織も、常にベストで機能してはいないこと、それを見事に再生させるのは、やはり優れたリーダーシップを発揮出来る個人の存在が大きい事を教えてくれる。
ビン・ラーディン追跡は軍事行動でもあるし、外交問題でもある。従って直接的な重要閣僚とは大統領、国務長官、そして国防長官である。日本で言えば、首相、外相、防衛相である。このやり取りも迫力があって興味深い。印象的なのは、しかし当然なのだが、国務長官も国防長官も意見は異なれど、いずれも直接的に問題にコミット出来るプロフェッショナルだという事だ。これを日本の3人に当てはめてみるとぞっとしてしまう。日本の某元防衛大臣達のように、自分は素人だとか、原稿を棒読みするしかない大臣とは全く違う。もし、あの国会答弁等を彼らが見たら、同盟国日本とは、一体いかなる国か、と問いたくなるだろう。
9・11からの10年、2010年からの急展開、そして運命の2011年5月1日までの緊迫の8日間の動きを皆さんとシェアしてみたいと思う。次回ブログより4回か5回のブログで本の跡をを追ってみたい。