よし坊のあっちこっち

神出鬼没、中年オヤジ、いや、老年オヤジの何でも有りブログだ!

自動車トラブルと中国製

2009年12月26日 | アメリカ通信
娘が帰省の途中、ジョージアまで二時間ちょっとのところで車のトラブルに出会った。電話を受けた感じでは、パンクだ。兎も角トリプルAを呼んで直してもらうよう娘には伝えた。

3時間遅れで帰ってきた娘の話を聞いたら、どうも普通のパンクではないらしい。トリプルAのメカ曰く、バルブがいかれてパンク状態ということで、スペアタイヤで近くのウォルマートまで行き、交換して帰ってきた。パンクタイヤを調べてみると釘が刺さっているわけでもなく、全くの無傷だ。推定するに、バルブがぶっ飛んで急激に空気が抜けたためではないか。

と言うことで娘がサイトを調べたら、フォードがバルブステムで大トラブルを起こし、原因調査結果は、中国製のバルブステムが裂けてしまう記事を発見した。問題の発覚はフロリダでの死亡事故で、メーカーはリコールしていた。
中国が自動車大国への足を早めているが、これに限らず、中国製は相変わらず信頼感に乏しい。死亡事故に直結する問題だけに、消費者側としては恐ろしさを感じる。

念のため、娘の車を目視調査したら、反対側のタイヤのバルブステムに亀裂が見つかった。しかも、フォードで事故った同じメーカー品だ。ひょっとしたら両方同時に起こってもおかしくない状態だったかもしれない。ということで、これを交換するまではおおっぴらに乗れないことになった。

素人だからバルブステムまではなかなかチェックしない。メーカーやディーラーにすべてをお任せしている我々としては相当に怖い話だ。

辺境の国守

2009年12月23日 | アメリカ通信
民主党政権に変わって早3ヶ月経ったが、若葉マークを付けた初心者であることを割り引いても、もうひとつ、すっきりしない。
自民党政権の末期、それでも漸く日本も辺境の与那国島に自衛隊を派遣駐留する動きが出てきたのを機会に、日本の所謂、国境警備へと目が向くと期待したが、民主党になって、立ち消えになったようだ。

日本は四方、海に囲まれているから、他の国が当然考える国境という概念が途轍もなく希薄だ。「この道をどんどん進むと隣の国になってしまう、そこは国境だ」と言うフレーズは浮かんで来ない。どんどん進むと海だ、で終わり、隣の国の概念が見当たらない。隣国という言葉を使っても、日本で隣国と言えば、隣に位置する国というのが当たっていて、本来意味したい「隣接する国」とはならない。だから、国境の文字も出て来ない。

ブッシュ・ジュニアの時に9.11が起き、アメリカ本土が初めて攻撃されたショックは大きく、その後の国境強化に繋がっている。日本から見ると、アメリカがメキシコとの国境沿いに不法侵入者防止を狙って、延々とフェンスを構築していく様子はピンとこなかったはずだ。しかし、まさしくこれらの動きは国防の一環であって、常に隣国から自分の国を守ることを意識している。

小さい島で、国にとって経済的価値が殆ど無くても、国防の観点から見ると全く別問題だろう。中国と韓国が、日本の島を狙ってキャンペーンを張っている事実を一笑に付すのは国民としてあまりにも鈍感すぎる。向こうは国を挙げてのキャンペーンなのであることを忘れてはいけない。

RAIZO - 雷蔵事始

2009年12月20日 | RAIZO
何を隠そう、よし坊は、熱烈な雷蔵ファンである。ファンだからと言って全ての映画を見てはない。それにしても、昔から雷蔵にはえもいわれぬ魅力があった。最初に観たのは、長谷川一夫主演の「花の渡り鳥」で、以後虜になってしまった。白虎隊も含めデビュー当時の作品は殆ど観ていない。小学校3~4年の頃からの筋金入りと自負している。

雷蔵のファンは圧倒的に女性のオバちゃんだ。ファンクラブがあって、それは熱烈というか、付いていけないくらいのものだ。男の会員は当然少なく、いつも隅でタジタジになっている。うれしいのは、最近は若い女性のファンが増えていることだろう。それにしても、映画の一場面を見せずに、音で聞かせると、即座に題名を当てられる猛者ばかりなのである。

東映と大映は時代劇が主流だから、人気俳優の中心も当然時代劇畑となる。当時の時代劇スターで言えば、東映では、知恵蔵、歌右衛門、それに続く錦之助、千代の助、大映では長谷川一夫に雷蔵、勝新となる。新東宝は嵐勘、若山富三郎。時代劇弱小松竹では近衛十四郎が奮闘し、東宝には三船がいた。その中で、錦之助と雷蔵は次代のスターとして売り出し中だった。

コテコテの時代劇出身の中で、雷蔵は現代劇にも特異な光を放っている稀有な存在だろう。もちろん時代劇ほどの数では無いが、出演ジャンルの幅の広さは、それまでの俳優の中では出色だ。しかも、既に色々な人によって書きつくされているように、あの一見、銀行マンか経理マン風情の素顔が、ひとたび時代劇の画面に出現すると、驚くほど違う顔になる。それは、小川錦一が錦之助に変化(へんげ)するのとは訳が違う。時代劇でも、シリアスものからコメディまでこなし、これがみな、様になっているのが良い。
雷蔵ファンはこの落差が楽しく、堪えられないのだ。そしてもうひとつ、忘れてならないのは、あの声。声がいい。雷蔵とその時代をじっくり懐かしんでみたい。


Generic 製品

2009年12月18日 | アメリカ通信
何事につけ、ジェネリック製品を愛用している。アメリカは色々な分野でジェネリックが普通だ。ドラッグストアへ行けば、有名ブランドの薬と同じストアブランド品がかなり安く売られている。大手スーパーへ行けば、スパゲッティからラップ類までのかなりの商品群はストアブランドであふれている。

プリンターのインクにしてもそうだ。プリンター会社はプリンター本体は市場の安売り傾向で儲からないので、インクで儲けているそうだが、このインクも対応商品が早くから出回っている。当初はたまにトラブルが起こったが、最近はそうでもなく、しかもリサイクルをアピールしたRemanufactured カートリッジが良く出回っている。文房具専門店に行けば、コピー用紙もストアブランドが安い。

病院が処方する薬のジェネリック品が始まったのは、日本ではつい最近(3~4年前)だ。たまたま、ジェネリック解禁になったばかりの時に日本で医者にかかったのだが、その安さにはびっくりした。アメリカでは当たり前の情報だったから、迷わずジェネリックにしたが、知らない人はさぞかし不安に思うはず。そんなことを知らない日本に居る娘が、市販の薬で安いのが欲しいと言ってきたので、迷わず有名ブランドのジェネリック品を紹介しておいた。

これだけ不景気が続けば、なんといっても安いのが一番。アメリカも不景気続く中、小売チェーンでは、唯一売り上げを伸ばしているウォルマートが一人勝ちしているのをみても分かる。安くて粗悪も困ったものだが、高くて過剰品質もどうしたものか。

最近のいただけない事

2009年12月16日 | いろいろ
最近いただけない事が多いが、まず、オバマのノーベル平和賞。スェーデンの主催者側も、しょうもない例を作ってしまったものだ。だいいち、オバマ自身がどう反応してよいか迷っただろうと思う。そういえば、佐藤栄作の時も驚いたものだ。アメリカ以外の国々から見ると、最強のアメリカから、領土を取り返したということで、実績と意味の重要性から決まったとすれば、まだましであろう。

いかに中国大事とはいえ、民主党もいただけない事をやる。中国の国家副主席如きに、異例の天皇会見をさせてはいけない。象徴天皇であればこそ、神経を使うべきで、政治利用といわれても已む無しである。鳩山も小沢も、中国命、みたいなところがあるから要注意だろう。あまり度が過ぎると、国民は次回の選挙でお灸をすえないといけない。


映画三昧 -警視庁物語

2009年12月11日 | 映画
時代劇の東映にあって、現代劇の方は、やはり主流の東宝や松竹の後塵を拝していたし、同格の大映に比べても見劣りする位置づけだったから、当時の現代劇俳優はしんどかったろうと思う。

主演級で印象にあるのは、佐久間良子で、「越後つついし親知らず」等の文芸作品で気を吐いていたくらいか。時代劇斜陽から、ヤクザ路線に到達して、漸く彼らにも日が当たり始めた。それにしても、ヤクザ路線は当たった。

その東映現代劇でシリーズで観ていたのが、「警視庁物語」。これに出た南廣がなかなか良かったので、結局全シリーズ観たと記憶する。東映の中では非常に地味な映画だが、堀雄二とか花沢徳衛、ふてぶてしい悪役の方がピッタリきた神田隆なんかが刑事の面々だった。あの月光仮面の大村文武も出ていたような気がする。

テレビドラマも刑事物は大体外れないが、当時の映画で刑事者をシリーズでやったのは、この「警視庁物語」くらいではないか。当時は映画は二本立てだったから、レコードで言えばB面に当たる格付けだろうと思うが、結構いける映画だと思う。

Tiger's Scandal

2009年12月10日 | アメリカ通信
「タイガーよ、お前もか」。そして、「やっぱりな」と続く。どんなにエライ人でも生身の人間。臍XX三寸人格無し、とはよく言ったものだ。

深夜の2時半、そんな時間に何をやっていたかは別として、自分の住宅内で車のクラッシュ。唯それだけの事で、「大騒ぎになるはずが無かった」のだが、大騒ぎ。メディアは日頃から陰に陽にセレブに密着、しこたま裏ネタを仕込んでいるから、一寸した事でそれをバラシにかかる。有名人もつらい。世界一ゴルファーの下ネタが待ってましたとばかり飛び出してきた。

スキャンダルは収まるどころか広がる気配を見せている。セレブのスキャンダルも企業のスキャンダルも、対応は二つしかない。その1、情報を積極的に開示(何処まで出すかはあるが)で陳謝。その2、だんまり作戦で嵐の通り過ぎるのを待つ。

タイガーのリスクマネジメントチームは、その1を選択し、世間を見誤ったとの見方が濃厚だ。又、単なる対物事故での警察の事情聴取にも協力しなかった事は警察をある意味敵にまわした。加えてタイガー自身が、世界一のゴルファーとは、どのように世間から見られているかを無認識或は無視していた形跡がある。更に、数日後にやっと出したコメントで、謝罪したまでは良かったが、メディア批判を入れてしまったことらしい。セレブにとってメディアを敵に回して良いことは無いそうだ。これにも失敗した。

有名人がスキャンダルを起こした後のコメントには、決まり文句があるという。最後に一番辛い目に遭わせた奥さんへの謝罪だ。そういえば、過去の有名人のコメントには、「私の家族には大変心配と迷惑をかけた。特に、わが妻xxxxには・・・・」と繋がっている。今回のタイガーのコメントにはこれも無かった。

リスクマネジメント。二者択一の問題は難しい。人間の心理としては、その2のダマテンで、運がよければ何も起こらない。しかし、ばれた時の影響は、その1で受ける影響よりはるかに大きい事を過去の事例が証明している。

最後に付け加えるなら、男の潔さ、が欲しい。世界一のスポーツマンにしては、それが無い。

突然変異?

2009年12月09日 | アメリカ通信
ウサギは白い、リスは茶色。これが相場だが、庭先に忽然と白いリスが現れた。最初に見つけたのはワイフ。ほんまかいなと、思っていたら今朝も現れたので、ちょっとボケているが証拠写真を撮ってみた。確かにウサギではなくリスだ。

学術的に白いリスが居るのかどうかは分からないが、素人の我々にとって見れば、正しく突然変異の何物でもないだろう。

自然界で何らかの理由により突然変異が起こるのはしょうがないとして、科学の発達がDNAをいじくりまわし、意図的に途轍もないものを作り出そうとすることになれば、これまた怖い話だ。

DNAと言えば、人間と猿のDNAは97%ぐらいは同じで、残りの数パーセントが違うだけで知的レベルにこれだけの差が生じているらしい。猿は人間に最も近いといわれていながら、この差は大きい。

ところで、人間が突然変異で、全く透明の皮膚になったり、空を飛べたりする確立はどのくらいあるのだろうか。ゼロなのか、数パーセントでも可能性はあり得るのか。何か、夢のような話をしているのだが。