よし坊のあっちこっち

神出鬼没、中年オヤジ、いや、老年オヤジの何でも有りブログだ!

フロリダ フィッシング クリアウォーター

2013年09月23日 | アメリカ通信
先週の木・金と一泊でフロリダへ釣りに出かけた。いつもはクリアウォーターのレディントン・ピアで釣っていたのだが、毎年入場料の値上げで、前回はとうとう一人15ドルになってしまった。と言う事で今回からはピア60と言うところで釣る事にした。市が運営しているので、入場料は一人8ドルでリーズナブルである。駐車料金が時間1ドル50セントと掛かるが、それでもレディントンよりトータルで安い。

さて、釣果のほうだが、いつものことながら、最初に釣り上げるのはワイフで、今回もそれは変わらず。又遅れを取ってしまった。平日ということもあり、思ったほど人は居ない。朝7時から約5時間。ワイフが鯵7尾。よし坊は鯵3尾とサワラ1尾であった。サワラが釣れたのでホッとした。

土曜日は久しぶりの手巻きである。鯵のタタキに刺身、サワラの刺身。これに買いおいたスモークサーモンとその他の具を加えれば上等の食卓となる。手巻きの時はいささか食べすぎるのが常で、翌日計ったら一挙に2ポンド増えていた。ま、致し方あるまい。

ワイフは次回は11月かな、と言う。やる気満々だ。

ワールドカップに向けて・・・高みを目指さぬニッポン

2013年09月16日 | サッカー
ワールドカップ出場権を掛けて、世界中で最後の戦いが続いている。当地お膝元、北中米ゾーンでは常連メキシコが喘いでいる。今年は負けはしないのだが、勝てないから勝ち点が一向に増えず、4位のままで、この分でいくとNZとのプレーオフになりそうな気配である。これとてもパナマと同率だから、残る2試合でどうなるか分からぬ展開だ。

クリンズマン率いるアメリカは昨日メキシコを下し、チケットを手にした。クリンズマンのアメリカチームで特筆すべきことが二つある。海外移籍をして以来チームと試合に恵まれず、忘れられた存在だったダマーカス・ビーズレーを見事に、しかも彼本来のミッドフィールドではなく、左のサイドバックとして生き返らせた。もうひとりも海外移籍後不運を背負い込んでいたFWエディー・ジョンソンを生き返らせた。そして、この人選が功を奏した形だ。

さて、我がニッポンチームだ。早々とチケットを手にしたのは結構だが、一年切ったワールドカップに向けて、一向にワクワク感が無いのだ。先日のガーナ戦。数少ない格上チームに勝ったとはいえ、主力選手を欠いたガーナは一軍半といったところだから、同レベルチームとやって勝ったということに過ぎない。先々週のグァテマラ戦もそうだ。ランク93位に勝って浮かれるようではだめだろう。

これは協会が悪いのか、一向にサムライジャパンが高みを目指してレベルを上げ、ワールドカップで上位を目指す意欲が感じられないのだ。それはトーナメントを除いた国際試合の対戦相手を見れば一目瞭然である。それを韓国と比べると更に面白い。データで見る限り、韓国はチャレンジしているのがよく分かる。それに引き換え何故こうも格下ばかりを選んで勝てば悦に入るパターンを繰り返しているのだろうか。

ここに2013年の両チームの対戦相手のデータがある。この年末までの日本チームの国際試合は7試合(6月にブラジルで開かれたコンフェデは除く)。その内格上は昨日のガーナだけというお粗末。見方によっては37位の日本と24位のガーナは、ランクとしてはほぼ同列と見てもいいかもしれない。お隣韓国を見ると、6試合中 格下はひとつだけで他は全て格上を選んでいる。

日本と韓国は因縁の間柄だ。そして、韓国はいつも日本の後塵を拝しているから、日本に追いつき追い越すにはどうすればよいか、を常に頭のどこかにおいているのだろう。明らかに韓国のほうがチャレンジ的でダイナミックだ。それに引き換え、日本には高みを目指す気概がさっぱり感じられないのだ。

常に日本の後塵を拝している韓国が、あの日韓ワールドカップでは、日本を尻目にベスト8までいったのは、きっと韓国は目に見えない何かを持っていて、それが日本には欠けていたと言う事なのかもしれない。本田が毎試合見せる、あの闘争心。彼は常に高みを目指しているのがよく分かる。しかし、本田だけではどうにもならない。選手が高みを目指していても周りがぬるま湯に浸っているようでは、到底レベルは上がるまい。


日本買い出し行

2013年09月11日 | いろいろ
月日の経つのは早いもの。前回の日本行きからあっという間に二年経った。一昨年、海外滞在による運転免許証期限切れをきたしてしまい、その再発行をしたのだが、有効期間二年しかもらえず、来月10月の日本行きとあいなった。日本で運転しないので免許証は不要と思うのは早計で、5~6年前に日本に着いたその日に置き引き被害に逢い、海外生活者にとってはパスポート以外でもうひとつ写真付ID証明としての運転免許証が不可欠であることを痛感した。主目的は確かに免許更新であるが、付随的な、しかし、もうひとつの重要な目的は、やはり買出しなのである。もちろん、こちらで大方の日本の食材は手に入るし、食材以外のものでもアメリカ製で十分用が足りるのだが、ひとひねりしている日本品は、やはり気になる。価格については日本から来る日本食材は値段が高い。日本価格の3倍だろうか。だから、買えるものは重量制限いっぱいまで詰め込んでくる。

粉末寒天。今回はオンラインで注文した1キロの寒天を持ち帰るつもりだ。アメリカ産小豆でワイフに水羊羹を作ってもらう。水羊羹といっても我が家のは粒あんで作ってもらう。鹿の子モドキになって美味しい。あんはこしあんより粒あんにかぎる。こちらでは美味しい和菓子が食べられるわけではないので、これが我が家の和菓子デザートとなる。因みに栗が出回る秋口からは洋菓子のモンブランを作ってもらう。これが実に美味い。

もみじおろし。ポン酢料理にゃ欠かせない、これが無いとポン酢なべも砂肝ポン酢も口に入らぬ。さすがに高級「赤おろし」は高いから、今ではこれに近い味の福徳食品のもみじおろしを買ってくる。前回は3本買ってきたが先日とうとう切れてしまった。

ジャージ。兎に角 衣服のアメリカンサイズはデカサイズばかりで、我々には”お呼びでない”。堺雅人の映画に「ジャージのふたり」というのがあったが、ワイフと二人でジャージのふたりになるには、日本で買うしかない。と言うわけでアディダスを日本で買うことにした。

亀の子タワシ。前回一個買ってきたが、これがなかなかよい具合なのである。手や物にやさしい感じがして使い勝手もよい。と言うわけで今回は二個買ってくる事にした。

マルちゃん正麺。発売以来快進撃のこのインスタントラーメンだが、アメリカで売っている気配が無いからまだありついていない。ラーメンには目の無いよし坊としてはジリジリするばかりである。帰ったらその晩に早速味見をして、間違いなければ10個ほど持ち帰る。ラーメンと言えば、日本に帰って外で昼飯を食べる時は殆どラーメンがよし坊の基本だ。毎日食べても飽きない。いつも問題となるのがタンメン。関西では圧倒的に少ないタンメンだから探すのに苦労する。今回は10年ぶりに東京へも出向くので久しぶりの関東のタンメンに今からノドが鳴る。

文房具。これは日本の優れものに脱帽だろう。郵便物の住所消し。最近ここでもアメリカ製が出てきたが、日本のはスタンプ式に加えローラー式があると言うではないか。アメリカの郵便物の量は半端ではない。要らないダイレクトメールがワンサカ来るから捨てるのも一苦労と言うか、細かく千切るかシュレッダー。シュレッダーがあるにはあるのだが、いささか面倒くさい。それとパイロットのfrictionボールペン。ワイフは大分前に日本に出張した娘から土産で一本もらったのだが、これは重宝、とお気に入りだ。

ネジザウルス。アメリカではバンプライアーと言う。アメリカでアピールするバンパイアとプライアーの合成語と聞く。火急の品ではないのだが、大工仕事が多いアメリカ、ひとつはあってもいいかなと思う。

ま、免許更新に託けた日本品買出しツアーと言ったところだ。そういえば来年はワイフの免許更新の年である。

頭の痛い鹿の害

2013年09月09日 | アメリカ通信
動物の害にはホトホト頭を悩まされる。生憎、よし坊には動物愛護のココロがあまりない。薄情と言われれば、それも致し方ない。

この前書いたばかりの犬のフン害に続き、折角植えた芝生を食い荒らすウサギは腹立たしい。こっちのホームセンターへ行くと、動物を寄せ付けないケミカルが売っていて、噴霧器みたいな容器で家の周りに撒くのだが、この匂いが強烈だ。犬猫専用は相当キツイと思っていたが、鹿ウサギ用は半端ではない。兎に角、表現出来ないような匂いで、これを吸い込むものなら、オェっと吐き気を催すくらい臭い。撒くときは、最初の数十秒は息を止めるが、その後は鼻で息をしないともたないのだ。

そのウサギもどうやら一段落したと思っていたら、このところ、裏庭に鹿の親子3頭が出没し始めた。先日は、まだ下のクリーク近辺の草木を食べていたから安心していたが、今日はとうとう家の傍に植えてある草花を食べているではないか。最近気がついたのだが、時折表の通りで見かけることがある。数年前までは、せいぜい一年に一回、30メーターくらい離れた裏のクリーク沿いに見かける程度であったが、今年は明らかにパターンが違う。天候異変といい、自然の営みに変化があるからだろうと推測するのだが、兎に角害が広がらないようにと身構えている毎日である。当分目が離せない。

演歌とフォークと・・・あさみちゆき

2013年09月06日 | いろいろ
インターネットの出現で便利になったとはいえ、やはり長らく日本を離れていると”日本”に疎くなるのは仕方があるまい。

よし坊の時代は演歌ありフォークあり、そしてグループサウンズの時代だった。そんな時代を懐かしんで、車で遠出する時は60年代から70年代に流行ったCDを積み込み、目いっぱい聞きながら、歌いながら運転する。時の経つのも早く感じて実にいい具合なのである。だから、その後出てきた小室哲也のサウンドだとか、あの辺には抵抗があって今でも馴染まない。やはり、同世代の歌ということでメロディーや歌詞に共感するものがあるのかもしれない。

歌詞と言えば、かつて作詞家の阿久悠が後年の時代、恐らく90年以降を評してのことだろうが、「日本語がだめになったから歌も面白くなくなった」というような事を言っていた。

日本に帰る度にCDを1~2枚買ってくる。前回は八代亜紀と桂銀淑だった。桂銀淑は長らくテープで聞いていたのをCDに代えた。今回は長山洋子を買う予定なのだが、もうひとつ加わえることになった。

あさみちゆき。彼女の歌は実に情感がこもり、心地よいのだ。演歌とフォークを両極にして、その間を行ったり来たりしながら歌っている。今時こんな歌い手さんがいたとは、いささか驚きでもある。どの曲も聞き応えがある。そして、その多くの詩が阿久悠でもある。日本にいれば、もっと早く知っていただろう。遅ればせながら、我が家のリストに加えることとした。

日系企業 3つの落とし穴

2013年09月02日 | ビジネス横丁こぼれ話
米国進出の日系企業でよく見かける現象がある。落し穴と言い換えてもよい。幾つか有るが、とりわけ3つの現象には要注意だ。残念ながら、日本から派遣される代表者の大多数は日本での経営経験も浅いか、殆ど皆無に等しく、これに異国環境と言う特殊要因が加わるから落し穴に気が付かない。そして、ある日突然不祥事が吹き出て、右往左往する。その結果のワーストケースは、適切な問題処理が出来ず、“無能”のレッテルを貼られ日本召喚となることだろう。こんな目には遭いたくない。では、注意すべき典型的な3つの現象とは何か。

その1.従業員が思う通りに働かない(又は、そう感じる)。
多くの場合、トップからの明確な目標指針が示されないことから生ずる。日本では行間を読み、一を聞いて十を知る、式のやり方が通るから、手取り足取りで指示をしないと動かない社員は直ぐ“無能”と判断され易い。しかし、米国は逆で、手取り足取りの細かい指示が重要となる。嘗て、2004年のアテネオリンピックで米国バレーボール代表チームを率いた吉田敏明がこんな事を言っている。「米国の選手は、日本では(恥ずかしくて?)聞いて来ないような事も平気で聞いてくる。ここで、そんな事までわからないのか、と見下してはいけない。手とり足取り丁寧に教え、指示することです。納得したら猪突猛進。それからの成長は早い」。示唆に富むエピソードだ。
その2.従業員が勝手なことをしている。
明確なルール設定が無いと必ず起こる。日本で言えば規定類集、こちらのEmployee Handbook(EH)である。日本から派遣された人に共通するのは、EHに対しての注目度が低く、人事案件への関わり方も非常に薄い。HRマネジャーが米人なら殆ど丸投げに近くなり、一旦タガが緩んだらモラルが下がり始める。
その3.従業員の給与が高すぎる。
スタート当初から高いと言うのではない。会社も軌道に乗り、10年位経つと綻びが出てくる。気がついてみると従業員の給与が相場以上に高くなっている。最大の要因は、最低年一回の“適切”なパフォーマンスレビューをしていないことによる。“適切な”レビューとは、数値化出来るレビュー項目を細かく設定し、客観的レビューに努めることである。これを怠ると給与はドンドン上がる。

代表者交代はひとつの節目。新任代表者はこの3つに注目すべし。