またまた、アメリカの病根のひとつ、ガンの悲劇が起こってしまった。アメリカは二つの病根を抱えている。ひとつは、「肥満」であり、もう一つが「ガン(Gun)」である。
何年か前にバージニアテックという大学で銃乱射により多くの学生が亡くなった事件があったが、この国は銃規制に対し、政治は驚くほど無関心な態度をとり続けている。
驚くほど、と言うのはあくまで我々のような銃に縁の無い連中から見ての話で、アメリカ人にとっては驚くに当たらない話だ。銃所持が当たり前の社会だから、このアメリカは始末が悪い。例えばアメリカ人がテキサスやアリゾナの砂漠地帯を通ってカリフォルニアへ車で旅行したとする。車のダッシュボードには必ず拳銃が入っているはずだ。確かに砂漠地帯などで無法者に襲われたら、と考えるとうなずける話だ。スーパーのウォルマートに行けば銃火器コーナーで色々なピストルやライフルを売っている。毎週、アウトドア専門の店からチラシが入り、そこには300ドルとか400ドルでピストルが並んでいる。事ほど左様に銃が身近にあるから、一筋縄ではいかない。
日本人で思い出すのは、ルイジアナに高校留学していた服部君がハロウィーンで間違えられて銃で射殺された事件。この事件後、クリントン政権は銃規制を行ったが、この時以来大きな銃規制に動いた形跡はアメリカには無い。その後の乱射事件はその殆どの犠牲者が大人だったこともあり、政治の感度は鈍り続けたといってよい。
痛ましい事に、今回の事件の犠牲者の多くが6歳7歳の子供である。大人と違って、子供は国の”未来”の象徴である。その象徴が犠牲になったことによるインパクトはかなり大きいのがニュース報道で分かる。これをきっかけに銃規制に向けて進展があるかもしれない。又、二期目が始まったばかりのオバマにとっては、敵対化を続ける民主・共和の両党が超党派で動けるまたとない事案と位置づける事が出来、政権運営に弾みがつけられるのではないか。そこに期待したい。
何年か前にバージニアテックという大学で銃乱射により多くの学生が亡くなった事件があったが、この国は銃規制に対し、政治は驚くほど無関心な態度をとり続けている。
驚くほど、と言うのはあくまで我々のような銃に縁の無い連中から見ての話で、アメリカ人にとっては驚くに当たらない話だ。銃所持が当たり前の社会だから、このアメリカは始末が悪い。例えばアメリカ人がテキサスやアリゾナの砂漠地帯を通ってカリフォルニアへ車で旅行したとする。車のダッシュボードには必ず拳銃が入っているはずだ。確かに砂漠地帯などで無法者に襲われたら、と考えるとうなずける話だ。スーパーのウォルマートに行けば銃火器コーナーで色々なピストルやライフルを売っている。毎週、アウトドア専門の店からチラシが入り、そこには300ドルとか400ドルでピストルが並んでいる。事ほど左様に銃が身近にあるから、一筋縄ではいかない。
日本人で思い出すのは、ルイジアナに高校留学していた服部君がハロウィーンで間違えられて銃で射殺された事件。この事件後、クリントン政権は銃規制を行ったが、この時以来大きな銃規制に動いた形跡はアメリカには無い。その後の乱射事件はその殆どの犠牲者が大人だったこともあり、政治の感度は鈍り続けたといってよい。
痛ましい事に、今回の事件の犠牲者の多くが6歳7歳の子供である。大人と違って、子供は国の”未来”の象徴である。その象徴が犠牲になったことによるインパクトはかなり大きいのがニュース報道で分かる。これをきっかけに銃規制に向けて進展があるかもしれない。又、二期目が始まったばかりのオバマにとっては、敵対化を続ける民主・共和の両党が超党派で動けるまたとない事案と位置づける事が出来、政権運営に弾みがつけられるのではないか。そこに期待したい。