昨年10月日本で家族4人が合流して食べた新世界の串揚げに味をしめて、今回も大阪に出た折、ランチに串揚げを食べることにした。前回は「いっとく」で食べたので今回は「だるま」にした。
時間は昼前。本店に行くとすでに長蛇の列で、外国人が多い。というわけで空いている、ジャンジャン横町を抜け出た左にある店に入り、生中片手に堪能した。
昔から、てんのじ界隈はキタやミナミにはない顔をもった独特の”ごちゃごちゃ感”が面白かった。当時、夜になると独特の空気が流れ、商店や食べ物屋、一杯飲み屋が軒を連ね、左手に飛田新地を見ながら新世界界隈へと続くジャンジャン横町は、新世界近くを除いて昔の面影は無くなっている。いささか寂しい気もするが、時代の流れであろう。その代りに綺麗になった分だけ外国人が増えたということである。
会社に入りたての頃、同期のI君とジャンジャン横町に行き、一杯飲み屋にふらっと入ってみた。東京から移ってきたばかりで、釜ヶ崎事件で全国に知られ、あの黒岩重吾も住んで、その小説にも出てくる西成・釜ヶ崎は大阪で最も危ない地域だと聞かされていたから、いささか緊張しながらのジャンジャン横町探検になったのだが、その店はカウンターで5~6人も座れば一杯になるような小さな店であった。出てきた女将が、一目見ただけで、何やらゾクッとするような、妖艶と言う言葉がぴったりで、そんな雰囲気で圧倒されてしまった覚えがある。もうその店はすっかりなくなり、横町とは呼べぬ綺麗な通りになっているが、花街の飛田新地を抱えるこの街は、今でも夜ともなれば独特の空気が流れるのであろう。
次回日本へ行っても、又てんのじ界隈新世界になりそうである。
時間は昼前。本店に行くとすでに長蛇の列で、外国人が多い。というわけで空いている、ジャンジャン横町を抜け出た左にある店に入り、生中片手に堪能した。
昔から、てんのじ界隈はキタやミナミにはない顔をもった独特の”ごちゃごちゃ感”が面白かった。当時、夜になると独特の空気が流れ、商店や食べ物屋、一杯飲み屋が軒を連ね、左手に飛田新地を見ながら新世界界隈へと続くジャンジャン横町は、新世界近くを除いて昔の面影は無くなっている。いささか寂しい気もするが、時代の流れであろう。その代りに綺麗になった分だけ外国人が増えたということである。
会社に入りたての頃、同期のI君とジャンジャン横町に行き、一杯飲み屋にふらっと入ってみた。東京から移ってきたばかりで、釜ヶ崎事件で全国に知られ、あの黒岩重吾も住んで、その小説にも出てくる西成・釜ヶ崎は大阪で最も危ない地域だと聞かされていたから、いささか緊張しながらのジャンジャン横町探検になったのだが、その店はカウンターで5~6人も座れば一杯になるような小さな店であった。出てきた女将が、一目見ただけで、何やらゾクッとするような、妖艶と言う言葉がぴったりで、そんな雰囲気で圧倒されてしまった覚えがある。もうその店はすっかりなくなり、横町とは呼べぬ綺麗な通りになっているが、花街の飛田新地を抱えるこの街は、今でも夜ともなれば独特の空気が流れるのであろう。
次回日本へ行っても、又てんのじ界隈新世界になりそうである。