世の中のうまい話

魚のウンチク、旬、漁師だけが食べている浜料理の紹介などなど・・・食べ歩きは八王子中心!都心も地方もたま~に

紋別のにて 蟹工場視察!  その8

2008年11月08日 09時48分52秒 | 【北海道】漫遊編集記
紋別に来てます~ロシア船の蟹の水揚があるというので来ました~


鮮度抜群ズワイガニ~まだ生きてますよ~


ズワイガニも色んなブランドが~

ここ北海道ではブランド化はされていませんが、福井に行けば「越前蟹」、

山陰では「松葉蟹」、京都では「間人蟹(タイザガニ)」など・・・

海流が違うので味自体も微妙にかわるようですが、基本的に格漁港の蟹の

選別方法が特色(ブランド)となっているようです~


ズワイガニの品種を大きく分けると3種類~

紅ズワイガニ、ズワイガニ(オピリオ)、大ズワイガニ(バルダイ)です。

紅ズワイは身入りが悪く比較的安値~

日本近海は~ロシアは、ほとんどが このオピリオ種。(越前蟹も松葉、間人も)

味は一番いいです~

バルダイは、ひとまわり大きいですが、蟹の旨みがやや薄め~北米が主産地です。



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蟹加工工場に運び込まれ~


まず、甲羅をはずし~肩(足)だけにし~エラを丁寧にはずします~


ぜ~んぶ手作業・・・・・・・たいへんや~!


大釜で塩茹で!綺麗な赤が出ました~



もう一度きれいに洗浄~!



そして、注目すべきはこの機械!ブライン凍結機です。


飽和冷塩水に漬け込んで冷凍します~

この水温はマイナス15度ほど・・・・


こんな感じで20分ほど沈めます。


この冷凍方法のよい所は、蟹の表面を塩水でコーティングする為、この後、

冷凍庫での保管時に乾燥しない~鮮度を保てる事ができるんですよ~


こんな感じに仕上がりました~


この後、マイナス30~40度の冷凍庫で保存します。

ここの蟹は「活茹でワンフローズン」!

「活茹で」・・・と言うのは活きた蟹を茹で上げるという事。

そして「ワンフローズン」とは、茹でてから一回しか凍結しないと言う意味です。

だから、蟹の風味も食感もいいんですよ~

多くは、生のズワイガニを いったん冷凍し、これを解凍して~ボイル。

更に凍結して出荷!・・・・・つまり、「ツーフローズン」なんですよ~

活物が安定して手に入る・・・産地のなせる業ですね~


次回、蟹を買う機会があったら、聞いてみて!店員さんに!

「これ、ワンフローズンですか?ツーフローズンですか?」って
間違いなく、嫌われますので
でも、わかってる店員さんも少ないと思いますが・・・・


更に商談後、ホテルにいったん戻り休憩~

ホテルの窓から見える~紋別港!







この後、紋別での夕食!









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