柑橘類に共通な真っ白なユズの花です。
都内でも緑はたくさんあります。街路樹、公園樹、庭先、各種植え込み、などなど。
今年は雨が少なく天気が良いものだから、新緑は旺盛で、花の終わった椿など、艶つやした見事な葉を広げています。そして、いろいろな花がよく咲いています。ちょっと気がつかないところでは、柿、ユズ、グミといった果実類。このままいけば、この秋、東京は果物の大豊作となるのではないか。
ところが気になるのは、アブラムシ。せっかくの新芽に幼虫がびっしりと張り付き、葉が油を流したような色合いになって、やがて縮れるように萎縮していきます。このアブラムシ、私がみるところ、花桃、椿、バラ、ネズミモチ、シラカシ、ゲッケイジュなど、ほとんどの木に大発生しているように思えるのです。
いろいろ調べてみると、この対策、処置の方法がなかなか難しいようなのだ。加えて、特に都会の緑は、実生を含め、だれがどのように育ているのか、よくわからない場合があり放置せざるをえないということが起こる。
できることなら、都心の園芸愛好家たちが、街路樹の下草や雑木に目を向けて、駆除に取り掛かってくれるとありがたい‥‥もちろん私も含めてだが。年寄りの仕事はこうした公共の場を管理していく使命を持っているようにも思うこの頃である。【彬】