11月も終わり近くなり、どこか紅葉を楽しみにいきたい。ただし近場がいい。
ということで、某日曜日、ランニング練習を兼ね、自宅をでて、武蔵野公園から多磨霊園の周囲を巡る。この辺りは、マラソンを始めた頃のメインの練習コースで大変懐かしい。隣接する、浅間山公園にも登る。紅葉、枯葉、大気、に深まる秋を感じさせる。
午後は、井の頭公園を散策する。大変な人出だ。池の周りを歩いた後、御殿山の雑木林へ。江戸時代、徳川家将軍の鷹狩りの休息所の御殿があった場所と言い伝えがあり、なるほどと思わせるものがある。
後日、自宅のすぐ近くの、東京農工大学キャンパスに行ってみる。春の桜の季節には花見にいくところだ。この秋の日は、ケヤキ並木、イチョウ並木の紅葉が実に素晴らしい。この景色はいままで気が付かなかった。近所の住人も見物に訪れカメラに収めている。
秋の、紅葉、風情、をたのしむこと。所謂、名所にいかずとも美しいと思うところは近場にある。
大学から自宅に帰る途中、カキの実を突っつくメジロ3羽を見る。これも秋の風景か。メジロは春の鳥と了解していたが。なにかオマケをもらった気持になった。
絵は、農工大のキャンパス。イチョウ並木。
2017年11月27日 岩下賢治