この季節になると空気が澄んだ気がする。
それは夕焼けが鮮やかになってきたと思うからだ。
そして、その空気の透明度を計るのに一役買ってくれるのが、日本の霊峰「富士山」である。
最初の写真は夕焼けを撮ったものだ。
地表近くの鮮やかなオレンジとセルリアンブルーのグラデーションのところから雲が右上の方に風に流されているのがお分かりになるだろう。そしての雲の左下の端に富士山があるのがお分かりになるだろうか。
広角で撮った写真を見れば、より一層はっきりとすると思うので次の一枚を見ていただきたい。
夕焼けの中の富士山
小さい頃から慣れ親しんできた円錐台の形。山といえばだれもがこの形を描く富士山。風景の中のワンポイントとしてあれば、そこが日本であることがすぐ分るランドマーク。この季節にこの風景を見ると空気が澄んだと思うのは気のせいではあるまい。この風景を見ている地点から富士山までは120kmの距離がある。それだけ離れたものをはっきりと見ることができるのは富士山の大きさもさながら、その両者の間に存在する空気が澄んでいるからに他ならないと思う。
さて、おまけの一枚だ。