写真は、今のゆきたんくの職場に近い所に立っていらっしやる青面金剛(しょうめんこんごう)様だ。
民家の一角を長方形に頂いて、そこに綺麗に並んでいらっしゃるのだ。
日本仏教の信仰対象の1つだ。
ご存知おしゃか様のインド由来の仏教の尊像ではなく、中国由来の道教の思想が日本の民間信仰の中で独自に発展し生み出された尊像だ。
庚申信仰の本尊だ。
資料より・・・道教では、人間の体内には三尸という3種類の悪い虫が棲み、人の睡眠中にその人の悪事をすべて天帝に報告に行くという。そのため、三尸が活動するとされる庚申の日(60日に一度)の夜は、眠ってはならないとされ、庚申の日の夜は人々が集まって、徹夜で過ごすという「庚申待ち」の風習があった。庚申待ちは平安貴族の間に始まり、近世に入っては、近隣の庚申講の人々が集まって夜通し酒宴を行うという風習が民間にも広まった。
別の角度から・・・
一般に病気を司る神仏と聞かされてきたが、意味合いが違うようだ。
しかし、ここにこれだけの青面金剛様がいらっしゃるということは、その昔、賑わっていたところなのだろうか。