この季節になると思い出すことがある。
年賀状のことだ。
ゆきたんく家でも来年の年賀状のデザインができあがった。
その作業の時に思い出したのだ。
よく、年賀状に子供の写真を載せたやつを見る。
元々筆不精だったゆきたんくは、年賀状を書くのも嫌いだった。
よって年賀状に嬉々として自分の子供の写真を載せて喜んでいる方々の気が知れなかったのである。
友達と飲んだ(ゆきたんくは下戸)時、同様の意見をもらったので自分の考えは正しいと思っていた。
その友人もゆきたんくよりも早く家庭を持ち、子宝に恵まれた。
そして新年の年賀状を見た。
しっかりと赤ん坊が写っているではないか。
「俺はそんなナンパなことはしないからな・・・」
「年賀状に子供の写真は使わないぞ同盟」が一人になっても信念は貫こうと、誓ったゆきたんくである。
そしてゆきたんくも家庭を持ち、父親になった。
先ほど出来上がった年賀状には、しっかりと長男と次男の写真が載せてある。
そして今年は長男が成人式を迎えたので、その時の記念写真まで載せたのだ。
これを親バカと呼ばずして、何と呼ぶか・・・・。
所詮一般的な人の子の親であったのだ。
それも相当楽しみながら、年賀状を作っていた自分を振り返って赤面しているゆきたんくである。