のんびりぽつぽつ

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いろいろ、と。
のんびりと。

今更ながらの・2

2009年06月08日 10時43分41秒 | 山本耕史さん
「新選組!」全49話。

観終わりました。
2回目ですが。

はぁ・・・・・
つかれ・・・・・た・・・
泣きっ放しだからねぇ。。。。最後は・・・・・。

「燃えよ剣」を読んでから「組!」の後半に突入っていうような
タイムスケールだったんだけど。

あの、ね。

1回目では感じなかったんだけど。

ちょっと、山本土方さん、設定辛すぎないか?
って思った。


「安らぐ場」が彼にだけないような気がする。
憎まれ役を引き受けて、ひたすら「鬼」になり続けて、
ラスト、為三郎さんの前で涙するとき。
「土方の名に泥を塗ってしまいました・・・」
の、とき。

涙する彼を観ていて、とんでもなく切なくなった。

慎吾@勇さんには家族がいて、もっと言えば深雪太夫もいて。
沖田@竜也くんにはお考さんがいて、
山南@堺さんには明里がいて。
佐之助や永倉は言うに及ばず。
源さんには・・・家族のような試衛館の面々と、最期は周平がいる。

でも。

山本土方には、ないじゃない?そういう「安らげる場」が。「人」が。
『流山』ではプレイボーイぶりが復活してたけど、
結局女性はそういう関係でしか描かれない。
為三郎さんにしても「敬語」で話をする家族。

つまるところ、

近藤勇の補佐に徹していて。
もう、それはものすごく潔いんだけど、
徹しすぎていたから、か?

燃えよ剣の歳三にはお雪さんがいて、本気になったらとても不器用になる『人』としての『土方歳三』がいるのに。

1人の「人」として弱さをぶつけられる相手、場所がないっていったらいいのかな。
それはとても辛いんじゃないだろうか。
いくら、新選組を作ることに夢中になっていたとしても。

なーんてことを、考えてしまった。
とても意思が強くて考えを曲げない頑固さに惹かれるんだけれど。
でも。少しくらい・・・・
なんて、ね。

ま、つまるところ。
ひたすら「山本土方」を中心に2回目を観てた
ってことかなー。
たはは。


後半。
どんどん辛くなる話。
負けた側のお話なのだからどうしようもない。

それは判りきっているのに、
なのに、
「ここでこうしたら、もしかして?」
ってついつい「未来」を考えてしまう。
不思議なドラマだね。

だって、ね。
「燃えよ剣」では五稜郭で倒れる土方歳三を
すんなり素直に受け入れたんだよね。
(声も姿も山本土方がしっかり頭に浮かんでたんだけど、ね。)

なのに、「組!」だと、つい・・・ね。。。
何とかならないのかな、と手段を考えてる(苦笑)。

不思議なお話。
3回目を観たら、また違う感想が浮かぶのかな。

浮かぶんだろうな、と、おもう。
コメント (2)
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