のんびりぽつぽつ

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「海紡ぐ螺旋空の回廊―薬屋探偵妖綺談」

2009年11月06日 21時12分05秒 | ☆本☆
高里 椎奈 著 講談社文庫。


薬屋探偵妖綺談シリーズ13巻。
そして、最終巻。
秋がどうして今、この姿なのか。
秋はどうしてこういう存在なのか。
それが種明かしされる、と同時に、
妖の考え方がストレートに突きつけられたなあ。。
とも思う。

ザギさんまでいなくなるんだ。
彼は秋を追ったのか?

リベザルは本当に成長した。
この子ほど頑張っている子っていないなあ。
ある意味、このシリーズはリベザルの成長記でもあるね。
そして。
秋が見えないところで関係性を変えていった物語でもあった。

それでも。
最後はこう来たか・・・

らしいけれど、淋しい。
すっかりリベくんと同じ立ち位置で、
まだ、淋しい・・・・
そう感じる私だったりする。

新しいシリーズはリベくんが中心だって聞いたけど。
それも文庫化してくれるよね?
そうじゃないと、、、手元に置きづらい・・・
長い物語だから。。ね。


シリーズ物をきちんと終わらせる。
それをこの作者さんは意識してくださってるみたいだ。
そう。
読者にとって、それはとても大切でうれしいことで、そして。
淋しいこと、だ。

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