のんびりぽつぽつ

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「笑う警官」・・・うたう・・・

2009年11月27日 23時01分01秒 | ☆本☆
佐々木 譲 著 ハルキ文庫。


笑う、ね。
笑う・・・・。

タイトルの、変更された意味みたいなものがものすごく気になって、
最後まで読んで納得いかなくて。

物語はとても単純・・・
なんていったら叱られるだろうか?
純粋に刑事物なんだなあ、と思った。
こういうお話はもしかして初めて読んだのかも。
それぞれの刑事さんたちの背景が描かれないので
ちょっと戸惑った、、かな。
加賀恭一郎さんとかだからね。私が読んできた刑事物は・・・(^^;)
犯罪を追う側、追われる側の背景をイヤって程書き込む物語ばかりだもんね。
東野作品とか宮部作品とか・・・って。


この物語の主人公。佐伯刑事って・・・って・・・

うううーん。

ちょっと、途中とってももどかしかった。
そこで気づけよ!みたいな??(笑)
何でそんなに簡単に電話で相手を信じるの?みたいな?

そして。
小島百合さんがカッコいい・・・・ぞ?


・・・・っていうか。
結局ね。
これ1冊読んでいる間ずっと。。

「何故、うたうから笑うに変わったんだ?ラストまですべての刑事の行動の理由は『うたうこと』だろ?」
「どこをどうすると『笑う』なんだ?誰が、何が『笑う』のだ?」

笑うって言葉の意味は何なんだ?????

これが判らなくて、どんなに文章追いかけても判らなくて・・・・

タイトルが気になって内容に疑問符だらけっていう経験は初めて。
「うたう警官」
判りづらいっていっても、作品を読めば一目瞭然なキーポイントなのだから。。
改題することなかったんじゃ・・・・ないでしょうか?
タイトルから中身を想像はできない人のほうが多いだろうけれど(私もその1人)、
ちょっと読み始めればすぐにわかる。
「うたう」という意味。
その壁の厚さや打ち砕くことの難しさ、精神的なモロさや苦痛・・・
独特の、感覚。

と。
初めての作家さんでイキナリ言ってもいけないか?
初めての作家さんだからこその、感想とも・・いえるのだけれど。

うーん。ワカラン・・・・・(しつこくてゴメン)
「うたう」の方がほしかったけど、文庫じゃないから手がでなかったのです。

今回ちょっと過激になっちゃいました。。でした!

・・・・もう1回「うたう」に戻さない?文庫のタイトル・・・・(シツコイ!!)

映像にしたら、ちょっとおもしろい刑事物になる。
それは判る気がする。映画・・・は出かける予定も余裕もないけど・・・(汗)
テレ朝あたりで2時間枠くらいで作ってくれないかなあ。
佐伯=南朋さんで。
なんて、刑事物はテレ朝って思ってる私は勝手にソーゾー!