小川 糸 著 ポプラ文庫
まず。
この作品をお好きな方は、ここで引き返してくださいませ。ご不快になられると思いますので。
今回、かなり・・・いえ完璧に、ダメだったということを書いてます。
そして、、内容にも若干触れますのでその辺りもどうぞご注意ください
では。
いきます。
繰り返しますが、この作品を好きな方は引き返してくださいね。
久々に。
完全にダメでした。
読んでいるうちに疑問符だらけになり納得がいかず、そして。
途中でメゲました。
参りました。
人のこころって・・・・・こんなに薄くないと思うのですが、違いますか?
たとえば、ペットとして飼っていたエルメス。豚さん。
主人公が反発しつくした母親の大切にしているペット。
精神的ショックから声をなくした主人公が、帰郷後は世話を一任される豚さん。
高級パンしか食べないエルメスに、何とか(お金がないので)手製のパンを食べさせようと努力し、愛着も湧いていた(はずですよね?)一応母親のペット。
母親が癌で余命いくばくもなくなってから結婚するとき(もお、そのエピは書きませんが・・・・)、母は残していくエルメスが不憫だから「食べる」っていう。
判らない。
そこに、母親のエルメスへの深い愛情が表現される訳でもなく、帰郷してからずっと世話をしてきた主人公も、エルメスを食用のために解体し、せっせと肉の加工をして、その後。
冷蔵庫にエルメス用の天然酵母菌が残っているのを目にしても。
明日からエルメス用のパンを焼かなくなることに
「特に哀しくはなかったけれど、ちょっとだけつまらない気がした」って・・・・。
判らない。
延々、肉の加工の仕方を描写して、気持ちは「哀しくない」でお終い?
「加工して余さず食べつくす」と決めたことが、エルメスへの感情表現?
それだけ?それでお終い?
そうしたら、「哀しい」思いは浮かばないのですか?
食用の家畜ではない、可愛がっていたペットなのに?
命への尊厳はそんなものですか?
描写があまりにも安易じゃないか?
人の身勝手ではあると思う。ペットと家畜を分けるっていうことは。
でも、「ペット」として飼っていたものを「食べる」行為自体に、ひどく嫌悪感を覚えてしまった。追い討ちのように、血をつかった料理とか何だかんだと描写が続くし。
背景となるべき心理描写が無さ過ぎるから更に・・・・。
そして。
所々に出てくるあからさまな性の描写。
この物語の設定に、この描写は必要でしょうか。
単にわたしが苦手だから抵抗感が激しいんでしょうか。。
ああ。もう。
読まなきゃ良かった。
本気で読んだことを後悔する本は、これが2冊目です・・・。
(途中で投げるのは私の意地が許さないし、批判する資格もないからちゃんと読んだけれど)
設定は(ありがちだけど)良かっただけに、がっかり。
すごく、残念です。
高校生が先に読んだので、感想聴いて観ました。
若い子の感覚ならこれはアリなのか?と。
答えは
「もう、読まない」
似たような感情を覚えたようです。
ただ、おかんから主人公への手紙は良かったと思うとのこと。
(私には展開読めちゃってて、、でしたが・・・・)
読書メーターで。
「主人公の声が戻るまでを短編で書く」ということをおっしゃってる方がいました。
賛成です。
美しい大自然の中で、小さな食堂を営みながら人の心、動物の心とふれあい、
そして、「声」が戻る。
とても「きれいでやさしいものがたり」が出来上がるだろうな。
この同じ設定でも。
まず。
この作品をお好きな方は、ここで引き返してくださいませ。ご不快になられると思いますので。
今回、かなり・・・いえ完璧に、ダメだったということを書いてます。
そして、、内容にも若干触れますのでその辺りもどうぞご注意ください
では。
いきます。
繰り返しますが、この作品を好きな方は引き返してくださいね。
久々に。
完全にダメでした。
読んでいるうちに疑問符だらけになり納得がいかず、そして。
途中でメゲました。
参りました。
人のこころって・・・・・こんなに薄くないと思うのですが、違いますか?
たとえば、ペットとして飼っていたエルメス。豚さん。
主人公が反発しつくした母親の大切にしているペット。
精神的ショックから声をなくした主人公が、帰郷後は世話を一任される豚さん。
高級パンしか食べないエルメスに、何とか(お金がないので)手製のパンを食べさせようと努力し、愛着も湧いていた(はずですよね?)一応母親のペット。
母親が癌で余命いくばくもなくなってから結婚するとき(もお、そのエピは書きませんが・・・・)、母は残していくエルメスが不憫だから「食べる」っていう。
判らない。
そこに、母親のエルメスへの深い愛情が表現される訳でもなく、帰郷してからずっと世話をしてきた主人公も、エルメスを食用のために解体し、せっせと肉の加工をして、その後。
冷蔵庫にエルメス用の天然酵母菌が残っているのを目にしても。
明日からエルメス用のパンを焼かなくなることに
「特に哀しくはなかったけれど、ちょっとだけつまらない気がした」って・・・・。
判らない。
延々、肉の加工の仕方を描写して、気持ちは「哀しくない」でお終い?
「加工して余さず食べつくす」と決めたことが、エルメスへの感情表現?
それだけ?それでお終い?
そうしたら、「哀しい」思いは浮かばないのですか?
食用の家畜ではない、可愛がっていたペットなのに?
命への尊厳はそんなものですか?
描写があまりにも安易じゃないか?
人の身勝手ではあると思う。ペットと家畜を分けるっていうことは。
でも、「ペット」として飼っていたものを「食べる」行為自体に、ひどく嫌悪感を覚えてしまった。追い討ちのように、血をつかった料理とか何だかんだと描写が続くし。
背景となるべき心理描写が無さ過ぎるから更に・・・・。
そして。
所々に出てくるあからさまな性の描写。
この物語の設定に、この描写は必要でしょうか。
単にわたしが苦手だから抵抗感が激しいんでしょうか。。
ああ。もう。
読まなきゃ良かった。
本気で読んだことを後悔する本は、これが2冊目です・・・。
(途中で投げるのは私の意地が許さないし、批判する資格もないからちゃんと読んだけれど)
設定は(ありがちだけど)良かっただけに、がっかり。
すごく、残念です。
高校生が先に読んだので、感想聴いて観ました。
若い子の感覚ならこれはアリなのか?と。
答えは
「もう、読まない」
似たような感情を覚えたようです。
ただ、おかんから主人公への手紙は良かったと思うとのこと。
(私には展開読めちゃってて、、でしたが・・・・)
読書メーターで。
「主人公の声が戻るまでを短編で書く」ということをおっしゃってる方がいました。
賛成です。
美しい大自然の中で、小さな食堂を営みながら人の心、動物の心とふれあい、
そして、「声」が戻る。
とても「きれいでやさしいものがたり」が出来上がるだろうな。
この同じ設定でも。