2010年5月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:3243ページ
■慟哭 (創元推理文庫)
ほぼ5年前に1回読んでいる作品。まっさらで読んだときの「仰天」はさすがになかったのだけれど、前回とは違う若干の違和感も残る作品だった。これが第1作目とは思えない練達度で読者を引き込ませる力を持つ分、再読するとさらに違う感情も湧くのだろう。初読はやはりネタバレ禁止!で読むのが一番いいだろうなと思うし、再読もかなりお薦めな1作かと。
読了日:05月28日 著者:貫井 徳郎 5年前の感想はこちら 今回のちょっと突っ込んだ?感想はこちら
■憑神 (新潮文庫)
「幕末」の話だということにまず驚く。三巡の由来に笑い貧乏神と疫病神をどう乗り切るか?を楽しみに読んでいたのだけれど。ラストはちょっとがっくりときた。武士道を結局貫いてしまうのね。周りも判っていて送り出す。そこが辛くて哀しくて。限りある命ゆえに輝かしいと思うのならば。それが武士道だというのならば・・彦四郎にも生き抜いてほしかった、が本音。不器用なまでに古くからの武士道を貫いたのだ、と頭では判っているけれど。
読了日:05月25日 著者:浅田 次郎 突っ込んだ?感想はこちら
■夏の庭―The Friends (新潮文庫)
子どもが何度も薦めるので読む。この作品は「人の死」がテーマ。ちょっとストレートすぎて私には入り込むことはできなかったけれど(ラストは読みながら想像が出来てしまったし)、ただ、この3人の男の子が経験した夏は非常に濃密で人生の先でとても大切なものだろう。「だってオレたち、あの世に知り合いがいるんだ。それってすごい心強くないか!」山下が叫んだ言葉はいいなぁ、と思った
読了日:05月21日 著者:湯本 香樹実
■孤愁ノ春ー居眠り磐音江戸双紙(33) (双葉文庫)
結局再読してしまう。何度読んでも弥助さんが江戸で人々をたずねて廻る場面は涙が溢れる。そして、おこんさんがちょっと江戸っ子今津屋の奥をあづかっていた時代を彷彿とさせてくれた今切りの場面がなんて救いなんだろう、と強く感じた。磐音さんにはこの明るさがとても救いになるんだろう。全体の時代の変化を感じさせる物語運びは見事。
読了日:05月20日 著者:佐伯 泰英 突っ込んだ?感想はこちら
■孤愁ノ春ー居眠り磐音江戸双紙(33) (双葉文庫)
一体どうなるのだろう?と不安8割で待っていた、、待ち焦がれた新刊。世界が一変してしまったことを実感する物語だった。この先に光はあるのか。。光が見えたとき、人々は前を向いて生きているのか。五里霧中・・・。そんななか、少しずつ明るさをみせるおこんが磐音さんの隣にいてくれたことをこころから嬉しくおもう。霧子ちゃんも弥助も。。
読了日:05月15日 著者:佐伯 泰英
■朱色の研究 (角川文庫)
作品の安定感は抜群って、いまさらか・・・。動機がちょっと今の世にはなかなか素直に受け容れがたいものがあるけれど、解明されていく過程がとにかく面白い。火村の心の闇を追いたくなる。
読了日:05月14日 著者:有栖川 有栖
■駑馬十駕―御算用日記 (光文社時代小説文庫)
いままでと少し違う。数之進の覚悟の度合が変わった?それなりの自信もついて、ラストはなにか吹っ切ったどっしりとした感じを彼に初めて感じた。
読了日:05月08日 著者:六道 慧
■理系の人々 2
文系でも理解できる「笑い」は1巻のほうが多かったかな。でも相変わらず理系は不滅なのねーと笑いながら読みふけりました。
読了日:05月05日 著者:よしたに
■万能鑑定士Qの事件簿 II (角川文庫)
読了日:05月05日 著者:松岡 圭祐
ヴぅぅぅぅ・・・・ん・・・・・
■万能鑑定士Qの事件簿 I (角川文庫)
本1冊使って伏線のみ・・・??????ちょっと想像と違うか・・・も。莉子のぼけっぷりに爆笑は出来るんだけど・・・・・。
読了日:05月04日 著者:松岡 圭祐
■想い雲―みをつくし料理帖 (時代小説文庫)
誰もが優しい。あの敵役か?と思った有名料亭すら人情を感じる。軌道に乗ったかと思うと突き落とされ、順調だと思うと大事が起きる。なのにみんなが気持ちの良い温かさを持っていて、だからきっと読んでいて穏やかな気持ちになれるのだろう。続編はいつ発売?こんなに一気に読んでしまって・・・もう1回読み直しておくかな。。
読了日:05月01日 著者:高田 郁
▼読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:3243ページ
■慟哭 (創元推理文庫)
ほぼ5年前に1回読んでいる作品。まっさらで読んだときの「仰天」はさすがになかったのだけれど、前回とは違う若干の違和感も残る作品だった。これが第1作目とは思えない練達度で読者を引き込ませる力を持つ分、再読するとさらに違う感情も湧くのだろう。初読はやはりネタバレ禁止!で読むのが一番いいだろうなと思うし、再読もかなりお薦めな1作かと。
読了日:05月28日 著者:貫井 徳郎 5年前の感想はこちら 今回のちょっと突っ込んだ?感想はこちら
■憑神 (新潮文庫)
「幕末」の話だということにまず驚く。三巡の由来に笑い貧乏神と疫病神をどう乗り切るか?を楽しみに読んでいたのだけれど。ラストはちょっとがっくりときた。武士道を結局貫いてしまうのね。周りも判っていて送り出す。そこが辛くて哀しくて。限りある命ゆえに輝かしいと思うのならば。それが武士道だというのならば・・彦四郎にも生き抜いてほしかった、が本音。不器用なまでに古くからの武士道を貫いたのだ、と頭では判っているけれど。
読了日:05月25日 著者:浅田 次郎 突っ込んだ?感想はこちら
■夏の庭―The Friends (新潮文庫)
子どもが何度も薦めるので読む。この作品は「人の死」がテーマ。ちょっとストレートすぎて私には入り込むことはできなかったけれど(ラストは読みながら想像が出来てしまったし)、ただ、この3人の男の子が経験した夏は非常に濃密で人生の先でとても大切なものだろう。「だってオレたち、あの世に知り合いがいるんだ。それってすごい心強くないか!」山下が叫んだ言葉はいいなぁ、と思った
読了日:05月21日 著者:湯本 香樹実
■孤愁ノ春ー居眠り磐音江戸双紙(33) (双葉文庫)
結局再読してしまう。何度読んでも弥助さんが江戸で人々をたずねて廻る場面は涙が溢れる。そして、おこんさんがちょっと江戸っ子今津屋の奥をあづかっていた時代を彷彿とさせてくれた今切りの場面がなんて救いなんだろう、と強く感じた。磐音さんにはこの明るさがとても救いになるんだろう。全体の時代の変化を感じさせる物語運びは見事。
読了日:05月20日 著者:佐伯 泰英 突っ込んだ?感想はこちら
■孤愁ノ春ー居眠り磐音江戸双紙(33) (双葉文庫)
一体どうなるのだろう?と不安8割で待っていた、、待ち焦がれた新刊。世界が一変してしまったことを実感する物語だった。この先に光はあるのか。。光が見えたとき、人々は前を向いて生きているのか。五里霧中・・・。そんななか、少しずつ明るさをみせるおこんが磐音さんの隣にいてくれたことをこころから嬉しくおもう。霧子ちゃんも弥助も。。
読了日:05月15日 著者:佐伯 泰英
■朱色の研究 (角川文庫)
作品の安定感は抜群って、いまさらか・・・。動機がちょっと今の世にはなかなか素直に受け容れがたいものがあるけれど、解明されていく過程がとにかく面白い。火村の心の闇を追いたくなる。
読了日:05月14日 著者:有栖川 有栖
■駑馬十駕―御算用日記 (光文社時代小説文庫)
いままでと少し違う。数之進の覚悟の度合が変わった?それなりの自信もついて、ラストはなにか吹っ切ったどっしりとした感じを彼に初めて感じた。
読了日:05月08日 著者:六道 慧
■理系の人々 2
文系でも理解できる「笑い」は1巻のほうが多かったかな。でも相変わらず理系は不滅なのねーと笑いながら読みふけりました。
読了日:05月05日 著者:よしたに
■万能鑑定士Qの事件簿 II (角川文庫)
読了日:05月05日 著者:松岡 圭祐
ヴぅぅぅぅ・・・・ん・・・・・
■万能鑑定士Qの事件簿 I (角川文庫)
本1冊使って伏線のみ・・・??????ちょっと想像と違うか・・・も。莉子のぼけっぷりに爆笑は出来るんだけど・・・・・。
読了日:05月04日 著者:松岡 圭祐
■想い雲―みをつくし料理帖 (時代小説文庫)
誰もが優しい。あの敵役か?と思った有名料亭すら人情を感じる。軌道に乗ったかと思うと突き落とされ、順調だと思うと大事が起きる。なのにみんなが気持ちの良い温かさを持っていて、だからきっと読んでいて穏やかな気持ちになれるのだろう。続編はいつ発売?こんなに一気に読んでしまって・・・もう1回読み直しておくかな。。
読了日:05月01日 著者:高田 郁
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