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『陽炎の辻3』 第9話

2009年06月27日 21時49分52秒 | 山本耕史@陽炎の辻
「女の覚悟」

先走ってはいけない・・・
そう、思った。
自戒の、念。
原作をガッツリ読んでいるから、メインの流れはとことん知り尽くしてる。
だけど、ドラマは別の作品。
中心の流れはもちろん同じだし、全体の雰囲気も全く同じだけれど、
細かい変化はいつもとても楽しい。
そこを、忘れちゃいけない。
そう、思った。

おこんさんの感情をとても丁寧に追っている陽炎3。
鶴吉さんがもたらした4人の刺客の情報。
それを聞いても、磐音さんの前では気丈にふるまうおこんさん。
でも。
家基様の警護のときに踏んだお百度参りの神社に手を合わせながら
泣き崩れる彼女はほんとうに切ない。

そして今回。
速水様が無償にあたたかいお父様っていう感じがした。
玲圓先生と道場で話している時から、なんとも暖かい包まれるような大きさみたいなものを感じて。
玲圓先生ももちろん大きな懐を感じさせるけれど、どこかピンっと張り詰めた厳しさを秘めた大きさ。
対照的に感じたのはなんでだろ?
剣術家と御側御用取次の差?
うーん・・・・
やっぱり速水様はおこんさんを一応は知っていたからか?
今まで、このお二人の雰囲気をここまで「違う」と感じたことがなかったから、
何だかとても新鮮だった。

そんな雰囲気の速水様だから、おこんさんも誘われた茶屋で話しやすかったんだろうな。
そして、その気丈なおこんを目の当たりにしたから、速見様の次の決断に行くんだろうな。
や、奈緒さまが絡んできたのには、由蔵さんやお佐紀さまじゃないけどびっくりしたけどね~~~!!

ラスト。
お佐紀さまに諭される磐音さん。
前回、予告を観て「あれ?」って思ったその場面が、「ああ、なるほど」と納得できる場面だった。
おこんさんの気持ちを強く諭すお佐紀さま。
これをいえるのはこの人しかいないね。
他人の事よりも今は、おこんさんのことを気遣うべき!!
それは、もう、しばらく前からすっごく思ってたことです。
ハイ。。。。。
よくきっぱりとおっしゃって下さいました!!!

二人でじっくりとゆっくりと話す場面がない。

そう、思っていたから、ね。
磐音さんの「女心さっぱり気付かない度」はとんでもなさすぎ!!
んったくもお!(苦笑)

そして、、、
ああ、もう「つづく」ですか・・・そうですか・・・30分ですか・・・・・

はぁぁ・・・・
はぁぁぁ・・・・

観終わって、何だか無償に淋しくなってます、よ。
何ででしょ。
半分超えていよいよ・・・・だから?
はぁぁぁ・・・・(by柳ちゃん・・・ナンチッテ)

やっぱり。
やっぱり、シリーズ3で終わっちゃだめだよ。
佐々木磐音になったら、もちろん今までの話の流れではなくなる。
武家中心のお話になるから、雰囲気は変わる。
でも。
でも、ここで止めてしまったら、中途半端でしょ?
坂崎の嫁になるおこんさんは感動的だよ?
でも、でもね。
二人がしっかり同じ道を歩く、佐々木家のお話を、やっぱり観たいよ。
原作の通りでなくていい。
芯が一緒だからこそ、2つの作品を2つ同時に心から楽しめる。

こんな作品、そうそうないよ?

ここで止めちゃだめだよ。
お願いだから。
NHKさん。
続きも作ってください。
連ドラじゃなくていい。2時間スペシャルでいい。
それでいいから。
作ってください。

あああーーー。
何だか今回はそんなことをすごくすごく思ってしまった。
強く強く、思ってしまった。

参ったなあ。

切ない。。。
あ、これもまた、先走ってるってこと、かな?

そうそう。
今日も今日とて四出と磐音さんのシーン(おこんさんの回想だね)で、
涙してしまった私。
このシーンはほんっとに切なくて悲しくて最高だなあ。。。

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