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『陽炎の辻3』 第10話

2009年07月04日 22時21分24秒 | 山本耕史@陽炎の辻
「二人の行く末」

涙と笑顔。
由蔵さんの涙に、、、涙。。。
それ以外、吹っ飛んじゃうくらい、、、
由蔵さんに気持ちを持っていかれちゃった今回。
そしてまた。
二人揃った心からの笑顔が、ほんとうにうれしい回でもありました。

いやー。
忙しかったねー!!(笑)
怒涛のほのぼのバージョン・・・???
最終的には「三組の二人の行く末」でした、ナンツッテ、ね。

詰め込みすぎちゃって、何だかツッコミドコロも満載だったけど、、
それは結局30分っていう・・・・(爆)

おこんさん人質場面は、
何のために雑賀泰造はおこんを人質にしたのかな~?って戦い方だったね。
木幡闇斎は「こういうやり方は好かん!」っていってたけど、
じゃ、木幡が倒れた後に何がしかのリアクションがあるのかと思ったら
泰造さん、とっとと消えちゃうし???・・(苦笑)
ま、でも。
殺陣シーンは久々の「シャキ~ン」って包平を峰に返すシーンがあって、
「あ、なつかしー」なんて思ってしまった。
相変わらず見事です。殺陣。
なんていうか、山本磐音さん、太刀裁きすごく早くなったよね。
スピード感が敵役の人と違う。
「キレがあって、相手の動きを読んで一瞬先に受けている」
と、ほんとうに見えます。

冒頭。
金兵衛さんの表す「父親の切なさ」は、
上手に笑いを交えて、だから更に切なくて。
おこんさんが人質になったかもしれない、という状態に、
磐音さんを激しく責めつつも、頼りはあんただけだ、っていう所も何とも言えず。。。
そこで受け手の山本磐音さんの表情もまた何ともいえず。。。
(家基さま絡みだから、いえないんだよね。今津屋の人たちにも金兵衛さんにも詳しいことは・・・・・)

そして・・・
磐音さんから渡される関前からの手紙に、まっすくなまなざしで答えるおこんさん。
それはもう、覚悟を決めた女の姿で、もうこれで絶対に迷わないよね、
と、観る人を安心させる。
場面変わって今津屋さんの面々。
親代わり、、というよりは第二の親であった由蔵さん。
吉右衛門さんやお佐紀さんが、淋しさはつのりながらも「よかったね」という気持ちが素直に現れるのにたいし、、
由蔵さん。
「大切な二人をお武家様に取られてしまう」ことを「悔しゅうございます」
と涙する。
嫁がせる娘の父親のように・・・・

ほんとうに、この二人を側に置いておきたかったんだろうな。
無理とはきっと知りながらも、坂崎磐音という人が刀を捨ててくれることまで祈って・・・・

泣かされました。
ええ。
めがねはずして泣いてたら、びっくりしたことに中一の娘も泣いてました。
「由蔵さん、かわいそう!」
って。
ま、あなたもいずれ、目の前のパパを泣かすのよ~とは、、突っ込まないでおきましたけど、ね(爆)

今回。
久しぶりに、おこんさんの素直な笑顔を見ることができました。
久しぶりに、磐音さんの素直な笑顔を見ることができました。

ああ、この笑顔が見たかったんだよなー、としみじみ思いました。
心からの、屈託のない笑顔。
久しぶりだよね。二人揃って・・・・

柳ちゃん×お有さん。鶴吉さん×おこねさん。
お二方もおめでとうさんです!(ってコレダケカイ!/笑)

来週はまた、、
父親の悲しさ、切なさを叩きつけられそうですね。
でも。
とにかく若者は、一歩ずつ。
前に前に進むのです。

親の心子知らず は、いつの時代もそうなのです・・・・
そしてそれは、悪いことでは、ない。

原作の描かなかった部分。おこんの気持ちの揺れ動きから今津屋の人々の密かな願いまで、、
TVはとことん追いかけてくれたんですね。
いろんな意見はあるけれど、ここ数回の煮え切らない苦しさも、今日の由蔵さんの涙がすべて吸い取ってくれた気がしています。
親はそうよ。いつだって、いつだって手放したくはないのだから。
遠くに行ってしまう子ども達を喜びながらも。見守りながらも・・・・・・
そして、振り切って大海に乗り出すわが子を、結局はとてもうれしく見つめるのです。。。。

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