のんびりぽつぽつ

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2023年5月の読書 冊数なら、実は4冊

2023年06月17日 22時03分00秒 | ★★★毎月の読書まとめ
「上流階級」をぐるりと2周しましたん。面白いしエナジー充填してくれるシリーズ。今回も期待どおりでした。
そして久しぶりの木内さん。こちらもとても面白く。
戦後の混沌の中を逞しく生きる人々に、ある意味生きづらくなる一方の令和を生きる今のワタシは憧れめいたものをうっすら感じたのも事実です。


5月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:958
ナイス数:209

上流階級 富久丸百貨店外商部 (4) (小学館文庫 た 35-4)上流階級 富久丸百貨店外商部 (4) (小学館文庫 た 35-4)感想
このシリーズは毎回読むと力が湧いてくる。力をもらえる、というより自分の中から湧いてくる感じ。今回も相変わらず静緒は超多忙で超有能で、そして状況の変化の中で体調を崩す。そんな時隣にいて欲しいのは誰か。そんな人と人との関係性も好き。体調を崩した後の彼女の行動も好きだ。読み終わって気持ちのいい作品。実は一気に2回読みました(笑)最近の私の状態の中この期間で2回は快挙、です。
読了日:05月31日 著者:高殿 円
笑い三年、泣き三月。 (文春文庫)笑い三年、泣き三月。 (文春文庫)感想
大空襲で焼け野原になった浅草で、ミリオン座という小さな劇場に集まった人々の生きる模様。食べ物も着るものもままならない日常の中で笑いを売り、エロを売る。生き抜くこと。それが大前提。その上でそれぞれの「明日」を思う。善造という笑いを日常に求める芸人、家族を失い孤児となった武雄、身体を売り舞台にも立つふう子。とにかく皮肉屋で嫌われ役な光秀、劇場を作った杉浦。写真を武雄に教える大森。それぞれの生き様、心持ち、変化、これから。ひとつひとつが心に残る。「…どうぞ笑って生きてください。…どうか、笑って生きてください」→
読了日:05月17日 著者:木内 昇
いっぴきおおかみとおほしさまいっぴきおおかみとおほしさま感想
だーさんがマゴくんに贈る)いっぴきおおかみとしていつも一人で過ごし、孤独に気が付いていないおおかみとうさぎ座という星座のひとつで、ずっと同じ場所で光続けることに疲れたおほしさまのお話。透明感のある柔らかな絵柄で優しい物語が綴られる。考えれば先になにか、がありそうだけれど、なんだろうなぁ、そこを掘り下げることはしなくてもいいのかもな、とも。身体の中のポッカリ空いた部分がほっこりと優しい光に包まれる。(でも4歳児には難易度高いかな。大人のための絵本、な気もする。読み聞かせたらちゃんと聞いていたけれど)
読了日:05月05日 著者:まつむら まいこ


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