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12月の読書

2011年01月09日 12時22分31秒 | ★★★毎月の読書まとめ
え?6冊?
少ないっ!!
まあ、そうだよな。
とことん・・・・・・飲み込まれていたしなあ


毎日必ず読んではいても、数ページで意識不明に陥るっていう状態だった12月
でも心は満タン状態だったから、よし!と、しよう



2010年12月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:2178ページ

■駑馬十駕―御算用日記 (光文社時代小説文庫)
ああ、なるほど。数之進が過去にきっちりとケジメをつけるお話だったんだ。だから「甚を去る」につながるんだ。。と再確認。この巻の影の主役は顔回だなあ~。駑馬十駕。これもまた忘れたくない言葉です。
読了日:12月31日 著者:六道 慧

■甚を去る―御算用日記 (光文社文庫 り 3-31 光文社時代小説文庫)
いまこの時期にこの本を手にしたことに縁を感じる。「恩送り」「甚を去る」2つの言葉をこころに刻もう。それにしても随分雰囲気が変わってきたな。時の流れは人と人の関係を変えていく。私はいやじゃない。まだ一山もふた山もありそうだけれど。
読了日:12月28日 著者:六道 慧

■木洩れ日に泳ぐ魚 (文春文庫)
正直、苦手。恩田さんの文体と組み立てで読みきれるというか読まされてしまうけれど・・・。予想以上に時間がかかってしまった。ただ。舞台にしてくれたらおもしろいんじゃないか、と。二人劇。息詰まる緊張感っていうのを生の役者さんで観て見たいという気持ちはとても強く沸き起こったから不思議。
読了日:12月21日 著者:恩田 陸

■銀二貫 (幻冬舎時代小説文庫)
どの場面での「銀二貫」も、必ず周りの人々のために生きている。高田作品はいつでも泣かされるのを覚悟だけれど、これほど最初から最後まで何度も涙を誘われる作品は初めてだった。独特の雰囲気で、地に足をつけて必死に生きる人々が描かれて、踏まれても踏まれても起き上がる雑草のような生き方が一番輝いている、と信じられる。
読了日:12月15日 著者:高田 郁

■出世花 (祥伝社文庫)
デビュー作。といっても漫画の原作を書かれていたので文体は非常に安定度高い。もう、今の澪のシリーズの片鱗が感じられる。それにしても題材に驚いた。湯灌を生業とする人々の話しだったのか・・・。最初表紙にまた料理関係かと大きな誤解・・・・。全編に『祈り』があってどこか神聖な気持ちを湧き起こされる。かといって悟りを開いたような特別な人物ではない、人の最期のその先の仕事をする人々の物語。とにかく心打たれる。こんな物語は初めてだった。死が生活とともにそこにあった。そんな時代の暖かく凛とした澄んだ物語だな、と思う。
読了日:12月09日 著者:高田 郁

■塩の街 (角川文庫)
今回の再読コースはこれにて終了。。かな。かなり満腹しております。しかしデビュー作で突拍子もない設定をつくり、それを読み手に信じ込ませてしまう筆力は物凄いなあと思う。
読了日:12月07日 著者:有川 浩

▼読書メーター

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