新井 素子 著 集英社コバルト文庫。
えーっと。
昨日の夜、根性(ほんっとに根性だったんですよー。一辺記事が消え、IEが落ちましたから・・ハイ・・・)で、素子姫の50+1の質問に答えたくせに、そういえば、全然本の感想UPしてないな~と、突然思い。
今日は、これ。太一郎さんとあゆみちゃんの一番最初のお話(笑)
加えて、カテゴリーもちゃんと作ってしまいました。。
今、手元に本がありますが。
なんと、「昭和57年11月30日 第11刷発行」の本です。そして、もう一冊。まったく同じ本。こっちは「2001年6月10日 第61刷発行」。時代を感じますなあ。今は年号表示よりも西暦表示なんですね。しかも、61刷とは。。(1年位前、最初の本の途中で印刷がかすれて読めなくなってきている場所があるのに気がつき、買い足してしまったのであります。だから、2冊同じコバルト文庫を持ってるの。この本は。)
閑話休題
えーっと。
このお話は新井素子さんの4冊目にあたる本でありまして、19歳のとき、「銀河鉄道999」の映画を観たのがきっかけで出来上がったお話。
私が、一回読んで虜になり、そのまま現在まで長いなが~いお付き合いをするきっかけになった記念すべき作品です。
森村あゆみという、19歳の女の子が、ある事情を我慢できずに家出をし、その後落ち着き先を見つけるまでの中編小説(と、言っていいのかな。タイトルの作品に加えてもう1作入ってるし。)
時代設定は「未来」で、「ロマンチックSF」とついている、一応分野は「SF小説」になるんだろうなあ、という作品です。
時は未来。地球はどうしようもなく人口があふれていて、政府は他惑星移民に力を要れ、地球はものすごいお金持ちと、それなりなお金持ちと、ものすごく貧乏な人たちしか住めず、ある程度普通の人たちはみな、他の惑星に移民して久しい時代。あゆみちゃんは地球の日本に住む女の子だったんですが、結婚話がどんどこ進むことに戸惑い、一気に地球を捨てて宇宙に飛び出してしまうのです。
その、飛び出すために乗った宇宙船のなかで、トラブル(惑星メディの王権争い)に巻き込まれ、かかわりを持つのが山崎太一郎。
すったもんだの末、このトラブルを解決して後、この太一郎さんの紹介で、彼と共に火星に行き、彼の勤め先である「水沢総合事務所」に勤めるんだろうな、というところでお話は終わる。
あゆみちゃんが家出のために地球を飛び出すことに、まず「やったね」と共感し、お兄ちゃんのパスポートなために『男装』していることにどきどきし、小柄なのにとても強くて頼りがいのある太一郎さんの登場でノックアウトされた私だったりしたのであった。あゆみちゃんが見事に謎解きをしたところは、一緒に得意になり、ラストのどんでん返し(?)にあらら~と思いつつ、砂漠のシーンを楽しんだ。
SFというより、舞台が未来なだけで、とても身近な探偵事務所のお話と想像してくださっても差し支えないんじゃないか、という内容なのだが。
当時、初めて読んだときにまずその表紙が「竹宮恵子」なのが目を引き、ついで、その中身が高校生だった私にとって引き込まれやすい内容だったのだ。あの頃はまだまだめずらしく、そして物議も醸し出したらしい「はなし言葉」での文章構成。今思うと、一見マンガを読んでいるような親しみやすさがあったのだろう、と思う。でも、断じてマンガとは別物で、ちゃんと小説なんだけれど。
こうして今になって紹介しようとすると、どうも照れくさいような感じがして、上手くいかない。
こんな感想でもし万が一興味を持った人がいるのであれば、是非読んでみてくださいませ。
素子ワールドは、その先にものすご~~~くなが~~~~~く、広がっております。
ついでにいうと、新作は、いつ出るのかさっぱり判らないお人なものですから、作品を「待つ」気の長さも、半端じゃなくなが~~~~~~~く、なります(爆)
えーっと。
昨日の夜、根性(ほんっとに根性だったんですよー。一辺記事が消え、IEが落ちましたから・・ハイ・・・)で、素子姫の50+1の質問に答えたくせに、そういえば、全然本の感想UPしてないな~と、突然思い。
今日は、これ。太一郎さんとあゆみちゃんの一番最初のお話(笑)
加えて、カテゴリーもちゃんと作ってしまいました。。
今、手元に本がありますが。
なんと、「昭和57年11月30日 第11刷発行」の本です。そして、もう一冊。まったく同じ本。こっちは「2001年6月10日 第61刷発行」。時代を感じますなあ。今は年号表示よりも西暦表示なんですね。しかも、61刷とは。。(1年位前、最初の本の途中で印刷がかすれて読めなくなってきている場所があるのに気がつき、買い足してしまったのであります。だから、2冊同じコバルト文庫を持ってるの。この本は。)
閑話休題
えーっと。
このお話は新井素子さんの4冊目にあたる本でありまして、19歳のとき、「銀河鉄道999」の映画を観たのがきっかけで出来上がったお話。
私が、一回読んで虜になり、そのまま現在まで長いなが~いお付き合いをするきっかけになった記念すべき作品です。
森村あゆみという、19歳の女の子が、ある事情を我慢できずに家出をし、その後落ち着き先を見つけるまでの中編小説(と、言っていいのかな。タイトルの作品に加えてもう1作入ってるし。)
時代設定は「未来」で、「ロマンチックSF」とついている、一応分野は「SF小説」になるんだろうなあ、という作品です。
時は未来。地球はどうしようもなく人口があふれていて、政府は他惑星移民に力を要れ、地球はものすごいお金持ちと、それなりなお金持ちと、ものすごく貧乏な人たちしか住めず、ある程度普通の人たちはみな、他の惑星に移民して久しい時代。あゆみちゃんは地球の日本に住む女の子だったんですが、結婚話がどんどこ進むことに戸惑い、一気に地球を捨てて宇宙に飛び出してしまうのです。
その、飛び出すために乗った宇宙船のなかで、トラブル(惑星メディの王権争い)に巻き込まれ、かかわりを持つのが山崎太一郎。
すったもんだの末、このトラブルを解決して後、この太一郎さんの紹介で、彼と共に火星に行き、彼の勤め先である「水沢総合事務所」に勤めるんだろうな、というところでお話は終わる。
あゆみちゃんが家出のために地球を飛び出すことに、まず「やったね」と共感し、お兄ちゃんのパスポートなために『男装』していることにどきどきし、小柄なのにとても強くて頼りがいのある太一郎さんの登場でノックアウトされた私だったりしたのであった。あゆみちゃんが見事に謎解きをしたところは、一緒に得意になり、ラストのどんでん返し(?)にあらら~と思いつつ、砂漠のシーンを楽しんだ。
SFというより、舞台が未来なだけで、とても身近な探偵事務所のお話と想像してくださっても差し支えないんじゃないか、という内容なのだが。
当時、初めて読んだときにまずその表紙が「竹宮恵子」なのが目を引き、ついで、その中身が高校生だった私にとって引き込まれやすい内容だったのだ。あの頃はまだまだめずらしく、そして物議も醸し出したらしい「はなし言葉」での文章構成。今思うと、一見マンガを読んでいるような親しみやすさがあったのだろう、と思う。でも、断じてマンガとは別物で、ちゃんと小説なんだけれど。
こうして今になって紹介しようとすると、どうも照れくさいような感じがして、上手くいかない。
こんな感想でもし万が一興味を持った人がいるのであれば、是非読んでみてくださいませ。
素子ワールドは、その先にものすご~~~くなが~~~~~く、広がっております。
ついでにいうと、新作は、いつ出るのかさっぱり判らないお人なものですから、作品を「待つ」気の長さも、半端じゃなくなが~~~~~~~く、なります(爆)