その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

家族介護

2019-12-15 06:06:06 | 転職

『オジSUN』の自撮り…日中は出来ない^^;

今は亡き祖母は、借金苦(保証)で苦しみ自死を選んだ実母の姿を見たと言い、「保証人には決してなるな。」と繰り返し子どもの『夢屋農場長』に語った。そして、人の世話になるくらいなら自死など簡単であると豪語していたのであるが、認知症となり寝たきりになった時、ひと言「死にたくない。」との言葉を漏らした。
そんな祖母の介護をしたのは母であり、その母も認知症となって、デーサービスとショートステイの利用で、家族介護を試みましたが、今度は親父が病気となり、グループホームへの入所を選びました。親父の突然の死、そして母親の衰弱死と両親を送り、そこそこに手を掛けたという自負で自分を納得させております。実の息子さえも忘れてしまい、死の恐怖や痛みからも解放され、母親は家族とは別の世界を生きていた。「ハナちゃんは、別の世界を生きているのだから、元に戻す必要はない。」いつもは口の悪い叔母が、ひと言吐いた言葉が結構救いになりました。


お前たちの老後と『オジSUN』の老後は重なるなぁ^^;

オッカーの実家の親父が退院しました。この5年程で一気に年老いたような気がする。義母は腰を痛め、車椅子の生活…ヘラからとお話しはするが、所々軽い認知症を確信させる言動がある。ひとり身の義兄は何とか介護サービスを併用しながら世話をすると言うが持病もあり、冬の間だけでも我が家に連れて来てはとオッカーにも勧めたのだが、義父が言った言葉は「ここが俺の家だ。離れたくない。」とのこと。無理やり老夫婦を引き離すのもねぇ…オッカーは掃除洗濯、『オジSUN』は退院したらごちそうすると言っていた「餅」を搗いて(オッカーは喉に詰まらせないかヒヤヒヤですが、米寿を過ぎたら食いたいものは食え!くらいの感覚^^;)日常、膝の負担を和らげるために使っている座椅子の高さ調整…それでも高さが足りなくて、座椅子の足に『下駄』を履かせました。(元大工に『大八さん』が大工仕事を披露するのは、結構勇気が必要です^^;)材料を求めに行った量販店にはリクライニング機能付きの座椅子がありまして、買おうかどうか迷ったのでありますが、食卓に近づくために座椅子を引き摺って生活している様子を見て、今の座椅子に『下駄』を履かせた方が実用的…と370円の修理代金で済ませちゃいました。座椅子を高くした効果で、立ち上がりは楽になったようでありますが、畳み床から座椅子に腰掛けるのがひと苦労…日常の介護用品は、一緒に生活して、その人の行動パターンを観察しないとお節介になるようでありますなぁ。(また、ひとつ勉強しました。)「高速道路が出来て1時間で来れるから、困ったことがあったらいつでも電話しろよ。」と声を掛けたものの、両親とも電話をかけることさえ難しいのかも知れない。いつかは誰にでも訪れること…介護とは、見送る前にこの世に生きる者の自己満足…お金と相談しながらサービスを選択し、私は両親のためにこれだけ手を掛けましたよなんてね。いつかは私にも訪れることではありますが…。

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