色々な形態で冬を越すことも
先日、歌手の森昌子さんがラストコンサートを終えたとか…中坊の私からすると2学年上の先輩となるのですが、還暦を迎え「芸能活動以外の人生を楽しみたい。」と二度目の引退を決断したのだとか。昨日、銀行回りをしていたら、某支店長に「まだまだ前職を続けられたろうに…。」などとお世辞を並べられ、満更でもない気もするのだが…「人生は一度しかないのだからアーモンドグリコ!一度で二度美味しい人生を選びました。」と古いCMのフレーズを使って笑いました。(若者には何のことやら分からないだろうにゃ~^^;)
彼(支店長)は、最低でも65歳までは働かなければならない年代であり、場合によっては70歳まで現役を続けなければならないかもしれない。「『例えヒラ社員になったとは言え、俺は支店長だったんだぞ。』なんて態度が見えみえのオヤジと机を並べたくはないよねぇ?」などと、行員さん♀に語り掛けて笑いを誘いました。定年制の延長もアリだが、手や身体が動かないくせに口だけは一丁前の私など居たら、昨日まで部下だった上司は遣りづらくて仕方がないだろう。もし、口達者な私に才覚というものがあるならば、別の職業人生を歩むのもまた楽しいのではなかろうか…色々であります。
「青畑大豆」を戻して「じんだん」や「数の子豆」に…
『オジSUN』たちの団結小屋である『第2サティアン』の周囲を片付けていたら、朽木の中から「コクワガタ♂」が現れました。秋に羽化した個体は、こうして成虫で越冬するものも居る。モンシロチョウなら蛹、トンボは卵といったように固定された形態で越冬する手もあれば、幼虫や蛹、成虫といった様々な形態で越冬するのも、環境条件が変化した場合には「種」を保存するための有効な手段に違いない。必ずしも決まった形にこだわる必要は無いのである。先日、オッカーの実家の車庫の下屋組みを解体していたら、フタモンアシナガバチの女王が2匹ほどトタン板の間から出て来ました。朽木の中ならまだしも、トタン板の直下では冬の寒さに耐えられるのか…彼女たちの選択は正しかったのか?
私の選択が正しかったのか?前職にしがみついていた方が精神的には苦痛でも生活は楽だったかも知れない。しかし、精神的に健康が保持できたかというと少々疑問が残る。こればかりは誰にも分からない。『お百姓さん』でご飯が食べていければ「さすが。」と言われ、失敗すれば「おバカ。」と陰口を叩かれるのだろうけれど、病気さえしなければ、今後20年間ほどの残された人生がある。一度しかない人生だから楽しむのである…冬の乗り切り方は人様々で良いのではないかなぁ(笑)