その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

残り物には…

2022-01-29 10:04:33 | 転職

「冷凍ピッツァ」なんですけれど…

友人『ノロ社長』は、市販のピッツァにチーズを追い足しし、ベーコンとマッシュルームを載せて焼いてくれた。「なかなか美味しいピザじゃないか…どこの?」と聞き出すほど、購買意欲をそそられた逸品でありましたよ^^;
農業の『6次産業化』という経文を唱えながらも、東京オリンピックが契機となったのか、HACCP基準の順守とか食品表示法の徹底とか、素人の農家が、食品加工を手掛けるにはハードルが一段高くなってしまいました。(『食の安全』という見地からは当然と言えば当然なのでありますけれどね…。)以前は、干し物・塩蔵品はO.K.だったんですけれどね。夏場の生鮮野菜だけでは、冬場の仕事が無くなってしまうから、加工品も選択肢のひとつと考えていた身にとっては打撃ではある。
丸いピッツァを三人で分けたら、何故か2枚余ってしまいましたよ。『残り物には福がある。』とばかりに、埼玉県在住の我が師匠が送ってくれたイチゴを『福』として載せたら、『福』だけが先に消えてしまいましたよ^^; イチゴねぇ…イチゴ。雪国では高嶺の花であるイチゴも、今ではこうして食べることが出来る。『春化処理』に雪を使って、「促成栽培」ではなく「抑制栽培」をしてみたら?などと奇策を提案してくれた九州出身の先輩もいたけれど、『春』を先取りしたいのに、『春』を夏に感じてもねぇ…実験の価値はあるけれど、大粒のイチゴを作れない未熟さを解決することの方が先だわなぁ(笑)


雪の下には『宝』が眠っている^^;

『特製ピッツァ』を食べながら、夕刻のニュースを観ていたら、冷凍食品の今が映し出されておりましたよ。かつては、輸送手段が未発達で、山形県特産のサクランボも輸送できるエリアが限られていたのだけれど、今では九州地方でも二日で送れる時代ですからねぇ…。ましてや、冷凍技術は進歩を遂げて、寿司、刺身の類まで新鮮なままで冷凍できるようだ。(△30℃のアルコールを触媒として使っているようだけれど…。)煮たり焼いたりと「お袋の味」も今ではレトルト食品も好調で、仕舞には『袋鋏レンジ』と書いて『お袋の味』と呼ぶようになったりしてねぇ…。
さて、『余り物』『迷惑な物』である雪を敢えて残して利益につなげる。こちらの方は「雪室」として、日本酒を寝かせてみたり、キャベツやニンジンを雪の下で『寝かせて』甘みを増させてみたりと利用の試みは進んでおりますよ。(雪の下キャベツは実験済みですし、雪の下ニンジンも実証済み^^;)でもねぇ、大汗流して掘り出しても、甘い物がふんだんにある世の中では、野菜の「甘さ」が貴重な物では無くなってしまっているんですなぁ。暖地から流通するキャベツやニンジンと、雪の下のキャベツ、ニンジンの『差別化』にはつながらない。(PR不足の感も否めないかぁ^^;)
「残り物には福がある」…『福』だけ先取りされたら、勝負にならないわな(笑) まぁ、来年こそは、『雪の下ニンジン』に挑戦してみますかね…「ここ掘れワンワン!」雪の下には大きな福(富)が埋もれていると信じてね^^;

コメント
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