その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

ゲゲゲのちゃんちゃんこ

2023-12-02 09:46:59 | 転職

「ちゃんこ鍋」から発展して…

低い山も白く変わり、寒さが募る季節となりました。『おやじぃ』は、今年度の土木工事現場確認に出掛けましたが、冷え切った身体には温かい鍋が何よりのごちそうであります^^;
「今夜はちゃんこ鍋。」という友人『ノロ社長』の言葉に、「ちゃんこ鍋」と「ちゃんちゃんこ」の語源などを調べてみた…というか、東北の寒い冬は、袖なしの「ちゃんちゃんこ」程度では過ごせる訳もなく、子どもの頃は、長袖の下着に、シャツ、編み直した毛糸のセーター、そして『どんぶく(綿入れ袢纏)』などを重ね着させられていた記憶である。『どんぶく』…こちらの方言ではあるけれど、どうやら「胴服(どうぶく)…羽織の古称」が語源のようであります。漫画「ゲゲゲの鬼太郎」が着る「ちゃんちゃんこ」は、ご先祖さまの霊毛が織り込まれた逸品であり、幾たびも「鬼太郎」のピンチを防いでくれるのだけれど、『おやじぃのどんぶく』は、ご先祖さまの古着を仕立て直したものだから、寒さくらいは防いでくれたに違いない。古着とは言え、子ども向けに「絣(かすり)」などを使い、これまた「打ち直した綿」を使っていたのだから、祖母の『愛』は感じる逸品ではある。昔、都はるみさんが唄った「北の宿から」では、寒さ堪えてセーターを編んでくれるのだけれど、その『愛』は残念ながらお相手には届かないようである。故)淡谷のり子さんは、この歌詞を「貧乏臭い。」と酷評していたけれど、失ってしまってから感じる『愛』もある…などと、今頃になって振り返っておりますよ(笑)


ほう~寒いさむい^^;

さて、日本一寒いと言われる『東北の冬』は、単に気温が低いだけでなく、建物の構造にも原因があるようです。昔は、障子戸が直接外と接しており、関東のように「雨戸」などと言う物もないから、すき間風が家の中にまで吹き込み、時として寝ていると顔に雪を被っていたなどという『昔話』もある。そんな家の中で、コタツと火鉢程度で過ごしていたのだから、寒いと言えば寒いのも当然でありますよ(笑)
はてさて、『愛』だけでは「寒さ」を凌げないから、今では各部屋で温風ヒーターをたき、結果、薄着で過ごしているという体たらく…しかし、昔の生活に戻れるかと言えば、それは無理だと思うなぁ。子どもたちを寒さから守ってくれた『ゲゲゲのどんぶく』は、今では市販品としてオシャレな柄で売られているから、回顧、オシャレといった雰囲気で生き残っているのかも知れない。昔の『愛』は『お金』で代替できる?ご先祖さまの『霊毛』も、ご先祖さまからの『遺産』に変わっていたりして…子どもを思う気持ちは、今も昔も変わらないと思いたいのだけれど、どうも残忍な事件が多過ぎる。『個』を大切にするあまり、『子』を蔑ろにしているのかも?とは言え、あまり『子』に執着し過ぎるとそれはそれで嫌われますけれどね(笑)

コメント
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