画像は「話の尾長鴨」なんてね(笑)
妻方の伯母の葬儀に参列するために、山形県の南端「高畠町」から北端の「酒田市」を目指したのでありますが、『おやじぃ』の目算では高速を使って片道2時間程度と踏んでいた。目的地をナビに入力したら片道2時間30分…「冬道だし、朝の渋滞も考えて一気に行きます。」とコーヒーを買い込んで宣言したものの、トイレ休憩が必要なのよ。や~ね、お年寄りの長旅は(笑)
『庄内のババチャン』を中心に若い頃から集まったり、海水浴で子どもを連れて家に押しかけたりしてきたから、『婿殿』のはずの『おやじぃ』でも妻方の従兄弟の顔と名前は一致する。既にそれぞれが干支を5周して、勤めを辞めたり、孫が出来たり、または頭の天辺に光が差したり、シワが増えたりetc.数えてみたら約十人のジジ、ババが集まっておりまして…これがホントの『十姉妹(従姉妹)』なんてね。「ジュウシマツ」という鳥は、人の手によって改良された家禽らしく、多頭飼いしても仲が良いらしい。こちらの『従姉妹(従兄弟)』たちも、仲良く近況を語りあっている。『おやじぃ』はと言えば、いつの間にやら『オッカーの扶養家族』という立場が紹介されていた…良いのよ良いのよ、本日は伯母の葬儀でアンダが主、アタシァ従者のお抱え運転手でございますと『大人』の対応をするのでありますよ(笑)
ところ変われば流儀も違う…
さて、最近では珍しく『お斎(会食)』の席も設けられておりました。『帰り道』もあるので早めに退席させていただきましたけれど、さすがに雪雲に覆われたような山岳道路は避けて、新庄市経由の平場を走るルートを選択しましてね…高規格道路や高速道路(無料区間)が整備されておりまして、時間にして10分程度、お値段は半分以下で走行できる。県内を約半周するようなコースになりましたけれど、山形県とは実に不思議な県でありますことよ。高速交通網の整備が立ち遅れた結果ではありますが、どのコースを選択してもほぼ同じ時間で走行できるのですから^^;
はてさて、義母の姉弟たちも既に鬼籍に入り、仲の良い『十姉妹』たちが勢ぞろいするのも、もしかするとこれが最後かも知れない。我が夫婦も、義父母の名代として参列しているのだから…。酒田市名物のスワンパーク(最上川河口)に目を向けても、今はハクチョウの姿は見えません。どうやら、まだ雪のない開けた田んぼで「落穂」を啄んでいるようであります。「ジュウシマツ」は『籠の鳥』であり、飛翔力が弱く野生では長く生きられないようである。山形県という『籠(生活の場)』を選んだ『十姉妹』たちは、そこそこの『餌』を得て、何とか生活しておりますが、その子たちは、それぞれに生活の場を見つけているようである。どっこい逞しく生き残っているのかも知れませんなぁ(笑)