その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

生きている化石…

2023-12-20 09:27:32 | 転職

「ワカサギ」だって旅をするヤツもいる…

かつて人事異動で若い頃に配属されていた部署に戻った時、とある官署にお邪魔して事務所内が若くなっていると感じたことがある。これは『おやじぃ』の勘違いであり、事務所内が若返ったのではなく、『おやじぃ』自身が年老いていたのであったという笑い話。自分自身の『成長(老化)』は中々気付けないものでありますよ。
「若鮎(わかあゆ)」「若鷺(わかさぎ)」と書くと、子どもたちの初々しさを感じさせますが、キュウリウオ科の「アユ」も「ワカサギ」も基本寿命は1年である。1年という短い期間の中で、孵化と産卵を繰り返している訳だから、どこまでが若い期間であり、どこからが成熟した期間なのか、当のご本人も気付かないままに一生を終えているに違いない。(養殖や寒冷地では、2年、3年魚の例もあるとのことである^^;)
我々の身近にいる「ゴキブリ」は『生きている化石』とも呼ばれ、太古の昔から祖先種の形状を今に残す生き物でありますが、その寿命も2年程とのこと。決して、何万年もの間、生き続けてきた訳ではございません。しかも、婦女子には嫌われる。頑なまでに『生き様』を守ってきたはずなのに、何故に嫌われてしまうのかを今朝は考えてみた(笑)


シッポを振れば可愛い?

さて、「ゴキブリ」が嫌われる理由の調査結果を覗いてみたら、「見た目」「素早い動き」「不衛生」etc.と回答結果が続く。「見た目」…これは、完璧なまでの『ミタハラ』である。日本にも「ルリゴキブリ」なる種が生息しているらしいけれど、綺麗な衣装で着飾ったところで嫌われることに違いはないはずである。「素早い動き」…生き残るために身に着けた『性能』ではあるけれど、ゆっくりとはい回ったところで、丸めた新聞紙で叩かれるに違いない。「不衛生」…確かに人間からすれば不衛生な場所を生息場所としている場合もあるけれど、感染症の媒介昆虫とするのには少々疑問も残る。だからと言って『おやじぃ』が「ゴキブリ」好きという訳ではないのだけれど^^;
はてさて、一時期使われた『ゴキブリ亭主』という称号…夜中に台所で食べ物を探し回るご亭主を指していたようなのだけれど、『進化した見た目(老化)』『逃げ足の速さ』『不衛生(同じ家に住んでいるのに…)』と共通する部分が何と多いことよ。それでも本家「ゴキブリ」との大きな違いは、若い頃は少しは『愛されていた』という大きな誤解だけかも知れない。ならば、「ゴキブリ」と「オヤジ」にキツネのお耳と尾っぽを着けて、フリフリしたならどうなるか…これまた気色が悪いと嫌われるに違いない。「ゴキブリ」と「オヤジ」に残された道は、逞しく生き残ることのみ!そう、今日12月20日は「シーラカンスの日」なんですと…「生きている化石」で良く引っ張りました(笑)

コメント
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