その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

酸いも甘いも…

2023-12-18 09:45:16 | 転職

大福でビールを飲んだら…

「甘党」ならば甘いものが好きな人。「辛党」ならば酒好きな人を指す言葉であるけれど、実は「塩辛いもの」が好きな人も「辛党」に含まれていたらしい。そもそも「辛党」自体が1920年代から使われるようになったようであるから、古い言葉でもなさそうである。最近では「激辛ブーム」によって、「辛党」…『辛いものが好きな人』と解釈する若者の割合も増えているようでありますよ^^;
本日のお題である『酸いも甘いも…』でありますが、「酸い」…酸味があることなのだけれど、飲食物が腐って酸っぱくなることを指す『饐える(すえる)』という漢字が存在しましたよ。『おやじぃ』は「すえる」という言葉を方言だと思い込んでおりました。『すえたおまま(ご飯)を水で洗って食った。』なんてね。「酸っぱい」という味覚は、やはり『腐敗』から『危険』をイメージさせる感覚に違いない。次第に味覚が発達し、腐ってはいない「酸味」も毒ではない「苦味」も受け入れるようになっていく。「辛味」もまた発汗作用など、気候風土を反映した用いられ方をしたものではあるけれど、「酸いも甘いも噛分ける。」と言っても『辛いも甘いも噛分ける。』とは言わない。『酸い(危険)』なモノ』も『甘い(快楽)モノ』も、色々と経験して一端の『大人』になっていく。しかし、大福をおつまみにビールを飲むのは、『両刀遣い』というよりも、味覚の老化と思うフシもある(笑)


無理して「辛いモノ」を食べる必要もない^^;

さて、「水清ければ魚棲まず」なる故事がありますが、孔子家語(こうしけご)に登場する「水至清即無魚 人至察即無徒」が元のようでありますなぁ。お魚釣りをする『おやじぃ』は、渓流釣りをしながら、清い水にも棲む虫がいて、それを食して棲む魚もいるなどと『孔子さま』に反論を試みる。いやいや「人が清廉潔白すぎると仲間もできない。」ということですよと、『人生の酸いも甘いも噛分けた大人たち』から、すぐさま諭されるに違いない^^;
はてさて、「味覚」は3歳頃までにその土台が作られるという説がある。しかし、「苦味」や「辛味」を好むという嗜好は、それなりに成長してからという気もするが…。なるほど、当選1回目の『政治屋』さんは、まずは『甘い献金』に慣れ親しみ、2回、3回と成長するにしたがって、本来は危険と認識しなければいけない『酸い(酸味)』もお口(懐)の中がサッパリして美味しいと感じ始めるのかも知れない。いつの間にやら苦いビールを甘い大福で流し込むことも平気になって行く。そうした『鈍感力』こそが『大人(大物)』の条件なのかも知れないねぇ…こうして「酸いも甘いも噛分けて」一緒に飲み込んで大物への道を駆け上っていく。『酸いも甘いも嗅ぎ分けて』いたら、『立派な大人』にはなれないのだよ…好き嫌いはなくさないとねぇ。何のことやら(笑)

コメント
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